砂嵐や雷雨の様子を見ながら、少し成長している森の剪定作業にでかけました。
前回記事で植えた、こんな状態の苗木が・・・
5年ぐらいで、こんな感じになります。
こうなると少々の日照りや洪水でも枯れたり流されたりすることはなくなり草も生え虫さんたちもきて、それを食べに来たトリさんのフンにまぎれたタネも芽生え、ある程度の生態系が回復します。
この森も、そろそろ間伐してやらないと、ポプラが大きく成長しないのですが、そんなに大きくならなくてもいいという議論もあり、人手もなく、なかなか手入れできないのが現状であります。
みんな生き生きと剪定作業をやっております。
はじめのころに植林された、華道草月流の「草月の森」という大きく育った森があります。
今回は行きませんでしたが、はじめて植林の昼食休憩で行った時、40度近い沙漠から、一歩森の中に入ると、とても涼しくて木洩れ日が爽やかで蝶が舞い小鳥のさえずりが聞こえ、まったくの別世界になってました。
ただ、それ以降も手付かずなので、それでいいのかは難しいところです。
本当に自然の森に還すなら他の植物も植えないといけないし、ちゃんとしたポプラの森にするなら、間伐して利用しないといけません。どちらにしても、手間とコストのかかることで、大変なんですが・・・
今回は画像枚数に余裕があるので、植林地のおまけ画像をば・・・
下のほうからヒコバエが生えてきて、上の方はイマイチ・・・
せめて横に拡がってくれたら、砂を押さえてくれるのですが・・・
一番風上の高い位置に植えられたものですが、必死で根を伸ばしたんでしょうね。
苗木の個体差もありますが、場所によって随分と成長に差がでます。
雨の少ない地域での、徒歩や荷車がわりには最適なんでしょうね。
ただ、田舎の都市間高速道路に行くと、これが焼きレンガや日干しレンガを満載して片側一車線の道をのんびりと走ってます。ええ、路上にレンガを撒き散らしながら・・・
で、対抗車線からも同じやつがレンガを落としつつ向かってくるその隙間を、クラクション鳴らしっぱなしですり抜けるバスドライバーの勇気とドラテクはすごいもので、バスの一番前で見てると「スーパーマリオカート」の画面そのものでした。
同様にモンゴルでも陥没だらけの道路を古い韓国製の中古バスで駆け抜けてましたが、どちらのバスドライバーも、ちょっと雨が降ると、とたんに「超低速安全運転」になって・・・必死で前を見つめ、びくびく運転になってました。
いやあ、彼ら、雨中運転には慣れてないんですねえ・・・
P.S
内蒙古での植林記事は今回でおしまいであります。
ちょっと思い入れがあったもので、いつになく主義主張みたいなえらそうなことを書きましたが、別にたいしたことをしてるわけでもなく、専門家でもないので、非礼があったらごめんなさい。
まだ、内蒙古での酒池肉林記事なんかは続ける予定です・・・