N.GKS(エヌ・ジクス)のblog

海外での植林ボランティア活動をしていた団体N.GKS(エヌ・ジクス)のブログサイトです。 (2020年8月25日よりURLをhttp://からhttps://に変更しています。)

2015年11月

21次隊・ボルネオ植林ツアー報告も、いよいよ今回が最終回であります。

朝からサバ大学(UMS)熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問し、今後は我がN.GKS隊の活動に協力しましょうとの、所長であるチャールズ教授からの力強いお言葉をいただき、学生たちと一緒に昼食もいただき(さらにわたくしはおかわりもいただき)、ついでに所長の愛車ワーゲンビートル1967年式もいただき、もとい、見せていただき、一行は同じ大学構内にある水族館へ向かいました。
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大学の中に桟橋まであるんですね・・・まるでビーチリゾート・・・


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海岸沿いに水槽群が並んでますが、この向かいに水族館がありました。
水産学部とか海洋学部とかの付属なのか、理工系学部に水産研究所とかがあってその付属なのか、大学の案内パンフレットはすべてマレー語だったのでよくわかりませんが・・・

ま、そんなことより、ここで特筆すべきなのは・・・
この水族館の玄関前テラスでお弁当を食べてたのは、なんと、じょしだいせーたち!!!
訊けば経済学部の学生とのこと、眺めのいいこのテラスまで来て食べてたようです。

とーぜん、せっかくなので・・・
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わははは、幸せじゃあ!!!!

日本から来た植林ボランティアであることを伝えると、みなさん感動してくれてました。
いやあ、お話できてよかったなあ・・・

と、サバ大学訪問の本来目的???を果たしたわたくし、ようやく水族館に入ります。
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正面玄関は閉ってたので、こちらの通用口から・・・(S田隊員提供画像)


玄関ホールの頭上には・・・
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ボルネオ沖の海底に実在する300m続く垂直洞窟が・・・ぶくぶくぶく・・・


ボルネオの海底世界を散策します。
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カメラを水族館モードにするのを忘れてたので・・・
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写真パネルを撮ったりして・・・


こちらはマレーシアに生息する水棲哺乳類の一覧ですね・・・
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こちらもあやしい水棲哺乳類の一種・・・
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ここは正確にはUMSのAquarium&Museumなんですね・・・ぶくぶくぶく・・・


屋外には・・・
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伝統的な船の展示もありました・・・

と、サバ大学で有意義なひと時を過ごした後は以前植林に行ったキナルの手前にある、
ロッカウイのワイルドライフパークへ・・・
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こちらはセメンガの自然保護区とは異なり動物園に近い感じで、かなり寂れてましたが、
それでも熱帯雨林のど真ん中にあるので、やはりそれなりの雰囲気はあります・・・

ボルネオの希少な動物たちが確実に身近で見られるというのも、ありがたいことです。

いろんな画像を撮りましたが野生では滅多に見られない希少種を中心に紹介します。

まずはボルネオ象の子象さん・・・
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声をかけると、とことこ駆け寄ってきます。


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なでなでしたり、餌をあげたり、野生では絶対にできない身近な体験も重要ですね。


こちらは大人のゾウさんたち・・・
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背景はボルネオの熱帯雨林そのものです。


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アジア象の分布などを示したボードですが、ボルネオピグミーエレファントがアジア象の亜種と特定される以前の古いもののようで、現在の生息域はさらに小さくなってるのでしょうね・・・


こちらは「マレーの虎」ハリマオであります。
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野生ではボルネオ島にはいませんが、マレー半島には僅かながら生き残っています。


せっかくなので、さらにズームアップ・・・
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やはり風格がありますね・・・ま、大きなぬこさん(クチン)なんですが・・・


こちらはマレーグマくん・・・

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ずっとうろうろしてて、なかなかいいシャッターチャンスがありません・・・


で、おなじみになったS田隊員提供画像の登場・・・
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餌をあげる瞬間なのか、独特のポーズをうまく捉えてますね。


こちらはおなじみウータンくんの子どもたち・・・
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二人で空中ブランコみたいにつながって、ぶらぶらして遊んでました。


ここでも餌をあげることができ、バナナを投げると地上に降りてきて・・・
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大きらいな水面に落ちたバナナも、手だけ伸ばして上手に拾います。
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よく確認したうえで・・・


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ぼそぼそと食べてました・・・やはりドリアンのほうが好きなのかな・・・


こちらはマレーシアの国鳥サイチョウくん・・・
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ズームアップしてよく見ると・・・
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けっこう精悍な顔つきをしてますね・・・

と、ボルネオでのスケジュールはここですべて無事に終了、夕方前にはホテルに戻り、
シャワーを浴びて荷物を整理、コタキナバル空港へ向います。

お世話になったN村社長とは空港でお別れ、今後はサバ大学・熱帯生物保全研究所の協力を得て、スカウ村などで植林活動を続けていきましょうと固い約束をしました。

で、クアラルンプール行きの国内線に搭乗。
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マレーシア航空では、しょっちゅうメッカの方向が表示されますが、コタキナバルから
クアラルンプールに飛ぶには、ほぼクチンに戻るコースをたどるんですね・・・

この機がやや遅れ、巨大なクアラルンプール空港で食べたり遊んだりする時間はなかったんですが、関西空港行き自体も一時間ほど遅れて日付が変わってからの離陸、例によって深夜の軽食やスナックでワインなんぞをかぱかぱ飲んでると、あっとゆー間に早朝の朝食が出てきて・・・
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広島上空あたりで夜明けを迎え、全員無事に帰国しました。
この日わたくしは2時間遅れで出勤、さすがに午後からは眠くてつらかったです。

2015年秋の21次隊ボルネオ植林ツアー記事は今回でおしまいです。
サラワクでお世話になったN島さん、森林局のみなさん、テラグス小学校の先生、生徒、父兄のみなさん、サバでお世話になったN村さん、Ayuさんのご両親、ITBC所長のチャールズ教授、院生、学生のみなさん、
ありがとうございました。ティリマカシー!!!(マレー語で!!!)

今回も事前の助成金申請や旅行社との交渉など周到な準備をしていただいたT富隊長、クチンでサバル植林に向かう間、詳細なレジュメで熱帯雨林の講義をいただいた樹木医のN井隊員、わたくしの依頼でずっとN.GKSの横断幕を持ち歩いてもらい、画像提供までいただいたS田隊員(さらにわたくしの写っている画像はその殆どが彼に撮ってもらったものです。)、空飛ぶ車椅子や鉛筆プレゼントをセットいただいたT田隊員をはじめ今回参加の隊員のみなさん、タオル寄付や助成など数多くの後方支援をいただいたみなさん、
おおきにご苦労はんどした!!!(京都語で!!!)

次回は来年の秋か冬に、ふたたびボルネオを訪ねる予定です。
機会があればぜひご一緒しましょう!!!




今回連載を終えての雑感P.S

NHKの「アジアハイウェイを行く」という番組で、過日インドネシアとマレーシアを取り上げてました。
インドネシアは多くの島からなる300以上の民族で構成される多民族国家で、民主化後十数年を経て若い世代の模索が続いている、いっぽうマレーシアはマレー系65%、中国系25%、インド系7%で、マレー系イスラム教徒を優遇するマハティール政策の功罪などが紹介されてました。

我々が今回行ったマレーシア・ボルネオ(サラワク州とサバ州)では、さらにマレー系の中でも、マレー半島から来た人たちと、イバン族をはじめとするボルネオに先住していた多くの民族との複雑な関係もあるようです。
統一国家として様々な民族とその文化を守りながら発展を続けるというのは、我々が想像する以上に困難で複雑な道程であることが、現地に行くとある程度はわかります。

サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)というスローガンのもと、様々な施策が展開されているようですが、それで豊かさを共有することが、一方で民族の文化や生活様式を消し去っていく方向に向いているような気もしました。
日本でも高度成長期以降、伝統的な生活が大きく変わり、豊かにはなったものの失ったものも多く、自然との関わりや食生活をはじめ見直そうとしても、すでに多くが滅びてしまい後戻りもできません。

もともと古くから多くの民族が移り住んできたボルネオ島ですが、ここ数十年の変化は生活を変え、環境そのものも変えようとしています。
多様な生態系を有し、その恩恵とともに暮らしてきたボルネオ島の人たちにとって、どのような変化が自分たちにとって必要なのか、真に豊かになるためには何を捨て、何を受け入れるべきなのか、政府からの支援や国際的な支援は、どんな方向で、どんな手法でなすべきなのか・・・
彼らにとっても我々にとっても、今まさに選択を迫られているのではないでしょうか。

毎回のことですが植林ボランティアツアーに行くと、自分が何をしてきたか、これから何ができるか、あらためて考えさせられる次第です。

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21次隊・ボルネオ5日目、サラワク州クチンからサバ州コタキナバルに来て二日目は、
朝からサバ大学(UMS)
熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問します。

この日はボルネオ最後、サバ州コタキナバルでは最初で最後の朝食ですので、
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つつましさはどこへやら・・・この後フルーツや飲み物各種も追加しましたが・・・


ここで特筆すべきだったのは・・・
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こちらのカレー麺・・・
スープは典型的な「東南アジアのカレー味」で麺は日本の中華麺そっくりの太麺!!!
ボルネオでは麺はビーフンに似た細麺が多かったのですが、これはまさにラーメン!!!

もともとボルネオの伝統料理は竹筒やバナナの葉に入れて蒸すか、直火で焼くのが基本。
そこにマレー半島や中国インドなどから様々な食材や調理方法が入ってミックスされたもので、わたくし大好きなんですが、麺だけは日本のラーメンの食感が好きなので、これこそわたくしの求めていたもの・・・って麺類のお話になるとキリがないので・・・
ともかくおいしかったです。

えと、何の話だっけ・・・そうそう、サバ大学訪問の話でした・・・

サバ大学UMS・・・
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1994年に設立されたマレーシア国立の総合大学で人文系理工系医系など10学部があり、
広大な敷地に大学院はもちろん数多くの研究所が併設されています。

上のパンフレット表紙画像はあくまでキャンパスの一部で・・・
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校門を入ってもはるか向こうまで車道が続き、バスかクルマでないと移動できません。


もちろん各民族のじょしだいせーのおねいさんもいっぱい・・・
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・・・のはずですが、なにせ広大なキャンパスで人影そのものを滅多に見かけません。


我々が向かったのはパンフレット表紙の左端にちらっと写っている・・・
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こちらの大きな校舎・・・は大学事務局のあった校舎で、その奥の海岸に近い校舎・・・
だったはずです・・・なにせ広大なキャンパスでよくわかりませんが・・・


そう・・・
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サバ大学(UMC)熱帯生物保全研究所(ITBC)であります。


さすがに中庭には・・・
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熱帯の動物たちが放し飼いに・・・


所長であるチャールズ教授直々のお出迎えを受け、セミナー室まで案内いただき・・・
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所長ご本人から、大学とこの研究所についてのガイダンスを受けます。
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チャールズ教授は日本での研究生活も長く、わざわざ日本語の説明原稿を用意され、
パワーポイントによるレジメで分かりやすく説明していただきました。

以下、説明後のやりとりも含め簡単なメモ書きを残しておきます。
(隊員のみなさん、N村社長、間違いや補足があったらぜひコメントでご指摘ください。
わたくし昔から、講義ノートを残すことにかけては自信が・・・(以下略)
1)ITBCの研究メイン
・生物多様性
・生態学
・バイオ・ダイバーシティ
・バイオ・システマティクスなど
2)ボルネオの自然保全について調査普及啓発する「ボルネオシス」
・ネイチャーツーリズム
・子どもたちとの二泊三日の自然観察ツアーなど
・ワイルドライフリサーチ
(ラハダトゥでのテングザルの調査・キナバル山での動植物の調査など)
3)日本との連携
・JICAとの15年間の連携
・酪農大・京都大・鹿児島大・北海道大などとの共同研究
・兵庫県立「人と自然の博物館」との連携など
4)その他
・カントリートレーニングプログラム
・コンザベーションオフィサー研修の受け入れ
(ケニア・タンザニア・タイ・フィリピンなどから。CSR活動も)
5)QAなど
Q日本のN.GKSのような植林ボランティアと協力することはできないか?
・キナバタンガン川流域で植林しているが洪水もあり地元理解もなかなか得られない。
・研究所の専門的な知識や技術による指導協力もいただきたい。
・地元に大学の権威でマレー語で入ることの効果も大きいはず。
A協力する。
・実際に村に入って川の水質浄化などもやっている。
・ラハダトゥ・キナバタンガン川流域は事情があって今は行っていない。
・キナバル山の植林は行っている。
・植林は植える木の種類が重要
・川沿いならやはりマングローブだろう。(神奈川大とやっている。)
・研究所には5人の(植林の)専門家がいてクルマも4台ある。
・残業予算もあり学生も研究を兼ねて一緒に植林しているので協力できる。
・どこから始めるかがポイント。
(どのエージェンシーか、村長はよく知っている。)
・アグロフォレストリーもやっているが小規模で生産量は少ない。
・今年はエルニーニョの影響が特に大きい。
など

日本のNGOのITBC来訪は、我々N.GKS隊がはじめてとのことで、今後は協力してやっていきましょうとの力強いお言葉をいただき、T富隊長以下おおいに感激、今後の活動の実効性につながる充実したひと時でした。

説明と質疑応答の後は懇談になり・・・
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我々のこれまでの活動を紹介したり・・・


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おなじみT富隊長作品の切り絵オリジナルTシャツをプレゼントしたり・・・

所長からは現在制作中のエコシステム(ゼビセス?)をテーマにした、
わかりやすい子ども向け絵本の原画を紹介していただきました・・・
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12才11才6才の男の子がおられフィールドにもよく一緒に連れて行かれるとのことで、ストーリーとデッサンはすべて自作、学生たちが着色して仕上げたそうで、あとは文章さえ入ればすぐにでも出版できるのだが、なにせ多忙でなかなか文章を作る時間がないと嘆いておられました。

懇談しながら「空飛ぶ車椅子」活動で運んできた車椅子の贈呈式の準備・・・
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学生や院生が手伝ってくれます。


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日本の折りたたみ式車椅子ははじめてのようで、どうも勝手がちがうようで・・・


わたくしが組み立て方や使い方を説明・・・
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ほれほれ、ここを骨折してるんですよ、自転車の立ちゴケで・・・
って、立ちゴケって英語でどういえば???

と、みなさんは準備、わたくしは車椅子で遊んでると、なんと大学の副学長が到着・・・
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「空飛ぶ車椅子」活動をされてるT田隊員から副学長に車椅子を贈呈しました・・・

でも所長も副学長もこの活動はご存じなかったので、いまひとつ理解が・・・

そこで・・・
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ほれほれ、ここにシールが・・・とわたくしも説明に加わり・・・

中古の車椅子を再生して運ぶボランティア活動であることを理解していただけました。
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神戸市立科学技術高等学校で丁寧にメンテナンスしてくれたYuiさん、ありがとね!!!
おじさんたちが責任を持ってサバ大学の副学長に届けましたよ!!!

この後、実際に副学長にも試乗してもらいましたが、空気入りタイヤで乗り心地が良く、
折りたたみできて小型軽量、しかも新品同様に整備されて素晴らしいと大好評でした。

東南アジアではまだまだ車椅子の数が足らず、しかも年収にも相当する高額商品だそうで、ささやかながら我々もお手伝いができてよかったです。

その後は大学からお礼のプレゼントをいただいたりして・・・
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贈呈式はなごやかに終了。


贈呈式の後は研究所の裏山に登って・・・
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所長自らのご指導により・・・
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学生たちが準備してくれてた苗木を・・・
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全員が1本ずつ記念植樹しました・・・
一人ずつネームプレートを書いて付けてあるので次回成長を見るのが楽しみです。

で、ふたたび研究所に戻ると・・・
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隣のセミナー室でバイオテクノロジー講習を受けてた高校生たちがちょうど食事を終え
バスで帰るところでした。

こちらもセミナー室に戻って、手伝ってくれた学生たちと一緒に昼食をいただきます。
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わざわざ学生食堂から熱々の料理などをコンテナで運んでくれたようで・・・
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とてもおいしかったです。ええ、後で並んだ学生を押しのけておかわりするぐらい・・・


食後は研究所に併設されている「ボルネオシス」展示ギャラリーを案内いただき・・・
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世界最大の花、ラフレシアとか・・・


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巨大なアリさんとか・・・って、ちとスケールが・・・


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巨大なアミメニシキヘビさんとか・・・
ちなみにボルネオのジャングルで一番危険なのは猛毒のヨロイハブでもマングローブヘビでもなく、南米のアナコンダより大きくなるアミメニシキヘビだそうです。かわいい顔してるのにね・・・


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おサルさんとか・・・


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ま、このあたりになるとよくわかりませんが・・・


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チョウチョさんとか・・・

このギャラリーの剥製やジオラマなどはすべて学生たちが作ったものだそうで、
さすが専門分野、生態などうまく再現されてました。

気さくな所長のチャールズ教授、ギャラリー見学後に我々を中庭に案内した際に、
「もっと貴重なものがありますよ、ぜひ見て行って下さい、わたしの愛車です!!!」
と、なんと・・・
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ワーゲンビートル1967年式!!!
わたくしが1976年式の最後のビートルに15年間乗ってたお話しをするとすっかり意気投合、話が弾みました。でもここまできれいに乗っておられるとは・・・
かなりのマニアですねえ・・・


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後付けしてあるウォルフスブルグのエンブレムも、わたくしのと同じだったし・・・


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こちらの国識別プレートもわたくしの貼ってたデカールと同じパターンでした・・・


と、最後はワーゲンビートルの話題でおおいに盛り上がった所長とお別れし・・・
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大学事務局のある本部の前で・・・
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恒例の記念撮影・・・

この後は、やはりサバ大学の構内にある付属水族館を見学します。

(次号、最終回に続きます。)

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ボルネオ植林ツアー記事の6回目であります。

コタキナバル近郊のマングローブ植林地を見学後に、旅行社N社長が某放送局の取材をきっかけに、すっかりお友達になったという水上生活をされているご家族を訪問させていただきました。

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北ボルネオ鉄道の踏切を渡り・・・


入り江と川が入り組んだ水上集落へ・・・
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こちらの一部を埋め立てた「ほぼ地上家屋」の玄関先から奥に進みます。
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こちら右手がN村社長お知り合いのお宅・・・
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川に突き出た感じのかなり大きな水上家屋です。


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左にある青いタンクはあちこちに設置されてました。


「サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)」の大きなラベルが貼ってあります。
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政府支援のタンクだと思うのですが、給水車による飲料水タンクでしょうか???
詳しく見てたS田隊員様、よろしければ解説コメントをお願いしますね!!!


我々のために直前にお菓子を揚げてくれてたようで、コンロはプロパンガスですね・・・
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この左奥が本来のキッチンのようで、ここはまだ二枚前画像の玄関テラスの一部です。


玄関を入った広間にお邪魔します。
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奥が奥様、立っておられるのがご主人で、奥様に抱かれてるのはお孫さんです。


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いっぱい知らない人が入ってきたので不安そう・・・でしたが・・・


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今回の我が隊、唯一の女性隊員がすぐに仲良くなり、たちまち笑顔に・・・

じつはこの家の娘さんがマレーシアの全国歌唱コンテストに優勝してプロデビューされたのですが、そのいきさつを記録した日本の某公共放送のドキュメンタリー番組の取材をつうじてN村社長が知り合いになり、以後お付き合いがあるとのことでした。残念ながらわたくしは見逃してましたが。

でもせっかくなので、娘さんのCDの宣伝をしておきます・・・
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ご自宅で聴かせていただいたAyuさんのアルバム。ハートのこもった美声でした。

海や川の環境悪化で魚などが獲れなくなり貧しい暮らしになって、お母さんが安いお菓子を作って生活を支えていたそうで、揚げたての簡素ながらおいしいお菓子とコーヒーを御馳走になりました。

N村社長を通じて訊けば、昔はカヌーで川を遡って漁もできたが今はもう遡れず水質も悪くなって魚自体もいなくなった、水上家屋も水が淀んで逆に蒸し暑くなったため、埋め立てる者が増えてきた、娘さんはプロデビューして今はクアラルンプールに住んでて、いくらかは生活が楽になったもののお金もかかるようになったので、まだまだ大変とかおっしゃってましたが、我々と歓談中に子どもたちも帰ってきて挨拶に来てましたし、大家族で明るく暮らしておられるようでした。

わたくしは玄関テラスへ出て、一服されてたお父さんや息子さんとしばらく一緒だったのですが、この家の対岸には朝になるとおサルさんもやってくるそうです。

ひとときでしたが、とても楽しく温かく過ごさせていただき、恒例により・・・
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最後は娘さんのCDと一緒に記念撮影・・・


お暇する際には、もうすっかり暗くなってました。
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一軒手前のおうち、家の裏にもテラスがあるんですね・・・


いったんホテルに戻り熱いシャワーを浴びてからボルネオ最後の夕食へ・・・
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2010年1月の植林ツアーで、わたくしがブローパイプ(吹き矢)による風船2個同時割りを披露したあの水上シーフード・レストランであります。いやあ、懐かしいなあ・・・


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そう、まさにこの水上ステージでありました・・・


とか思い出に浸ってると、さっそく各民族のショーがはじまり・・・
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日本語の字幕スーパーも表示されるようになってました。


とか舞台の画像を撮ってると、ビールも出てきて・・・
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ばくばく食べつつ、ごくごく飲まねばならず・・・


さらに料理も次々と出てきて・・・
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さらにばくばくと食べねばならず・・・

舞台では次々と民族が変わるので・・・
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ぱちぱち撮らないといけないし・・・


料理も次々と出てくるので・・・
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ばくばく食べないといけないし・・・


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ばくばくごくごくしてると、いちばん奥にあるトイレにも行かないといけないし・・・


料理をばくばく
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こちらはカニ料理ですね・・・


舞台をぱちぱち
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バンブーダンスが始まるようですね・・・


料理をばくばく・・・
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こっちはめずらしく白菜だったかな、あっさりしてて旨かったな・・・


舞台をぱちぱち
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バンブーダンスでは観客も舞台に上がってましたが、わたくしはひたすらばくばく・・・


って・・・
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このお魚、白身でおいしかったけど、けっこう迫力があったな・・・ばくばく・・・


こちらはN村社長が特別注文してくれたロブスター?の刺身・・・
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ワサビもてんこ盛りで取り皿にテーブルに置いてあった醤油をかけようとすると、
「刺身には日本のキッコーマンを持ってきます。」とのことで、日本人向けだけでなく、
現地の人にも刺身は知られてきて、この店は安心して食べられるそうです。ばくばく


とまあ、忙しくばくばくごくごくぱちぱちしてたのですが、舞台の最後は恒例により・・・
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わははは、幸せじゃあ!!!

と、またまた満腹になっていったんホテルに戻り、さすがにこの夜は夜食の入る余地はなかったのですが、それでもS田隊員とホテル周辺のコンビニなんぞをふらふらと探訪しました。
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お目当てはまだ入手していない、お土産用のマンゴーグミとサバティーだったんですが、
日本系のコンビニはちとお高く、オレンジとゆー地元系のコンビニがややお安く、
古くからある雑貨店系コンビニはさらにお安いけど商品の種類が少ない感じでした。

で、とりあえず「オレンジ」でマンゴーグミをお安く爆買いできてよろこぶ98kさん
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この夜同室だった樹木医のN井さんはあまりビールは飲まれないとのことでしたので、
コンビニで買った2本だけを持って自室に戻りました・・・

ただし、彼は熊本出身で鹿児島大から九州大の大学院へ進み、某企業の研究所に就職して山口県でずっと研究生活を送り定年を迎えられた経歴の持ち主ですので・・・
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日本酒と焼酎は大好きとのこと、これ以外につまみもたっぷり持参されてました。

ご本人は夕食で満足されたようであまり飲まれませんでしたが、わたくしはお相伴といいつつ、ほぼ一人でかぱかぱ、
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特にこの岩国の地酒「雁木ゆうなぎ」は旨かったです。ひっく

ご専門は植物病理学とのことでしたが、もちろん植物全般にもお詳しく、いろんなお話が聴けてとても有意義な一夜を過ごせた・・・はずなんですが・・・
そう、滅多に飲まないおいしい日本酒で、わたくしこの夜の記憶もぷっつりと・・・ううっ

(と、次回のサバ大学訪問記事に続きます。)

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21次隊・ボルネオツアー報告も5回目、クチン滞在も四日目になりました。
初日はクチンまでの移動、二日目は子どもたちとの植林と交流会など、三日目にはサラワク文化村とセメンガにあるワイルドライフセンターを訪れましたが、本日四日日は朝からサラワク州森林局を表敬訪問し、その後はサバ州コタキナバルへ飛ぶ予定です。

この日はクチンに来てはじめて・・・
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起床時から快晴でした。


で、すっかりおなじみとなった朝食画像・・・は、もう飽きたでしょうから・・・
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完食後のコーヒーとジュースのみ・・・ま、こちらもおかわりしましたが・・・げふっ


クチン旧市街を抜け、新しい官庁街に入ると・・・
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新しいサラワク州森林局の庁舎ビルがあります。
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なんでも木の切り株をデザインした建物だそうです・・・


で、恒例により・・・
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玄関前での記念撮影を済ませ・・・


サラワク州森林局の植林部長を表敬訪問しました。
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現在の植林部長は中国系マレー人のきさくな方でした。


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サラワク州の最新の植林施策などについてお話を伺います。

サラワク州では現在、アブラヤシ農園などの大規模開発は規制しており、農民による小規模な畑や農園の開発のみ認めているとのことでした。またN島さんによると二次林への積極的な植林や木材利用による林業支援、サバルのようなアグロフォレストリーの試みも行政主体で行われているようです。

お忙しい中、時間を割いていただき、セレモニーと懇談の後は恒例の記念撮影・・・
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ふたたび来た道をクチン旧市街へ戻って・・・


そのままクチン国際空港へ・・・
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やっと晴れわたったサラワク州クチンともお別れ、サバ州コタキナバルに向かいます。

同じマレーシアでもマレー半島からボルネオ島へ、同じボルネオでもサラワク州からサバ州へ、それぞれ移動する場合には出入国審査と同じような出入州審査手続きがあるため、あまり時間はなかったのですが、機内では軽食程度しか出ないと聞いてたので・・・
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いそいそとサラワク最後のハンバーガー(今回はチキン)を掻き込んだりして・・・
ちなみにこのバーガーセットで12リンギほど、やはり空港内はお高いですね・・・

と、コタキナバル行きの国内線に搭乗します。
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はじめて晴れわたったクチンの街・・・
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もの凄い蛇行を繰り返すサラワク川の河口にある大きな街でした。


ムル山の沖合からブルネイの沖合を越えて北上する機内では・・・
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恒例によりバティック姿の客室乗務員おねいさん画像を撮ったり・・・


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恒例のチキンorシーフード軽食画像を撮ったりしてると・・・


「現地の天候はハード・ストーム」と機長から放送があってサバ州コタキナバルへ・・・
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って、クチンでは晴れわたってたのに・・・うぐぐぐ


悪天候で揺れる機内からは、一瞬コタキナバル市街が見えました・・・
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ボルネオ北部西岸、キナバル山麓の街で今やボルネオ最大の都市・・・なんですが・・・


着陸しても、まだハードストームが続いてました・・・
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市街中心部に向かう車中もずっとハードストーム・・・


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ホテルに着いても、まだハードストームでした。あははは

で、ホテルの自室に荷物を置いてサバ州でお世話になる旅行社のN村社長と相談、

当初予定を変更し、まずは開館50周年記念展開催中のサバ博物館へ・・・
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ええ、博物館はなにせ室内ですからハードストームは関係ないのでありますね・・・

はじめて訪れた際はウランバートルの自然史博物館そっくりの古めかしい博物館でしたが数年前に新築したようで、展示物も展示方法も充実してました。残念ながら内部は一切撮影禁止でしたが、自然史関係と民俗関係の資料は豊富でした。

で、撮影可能な屋外に展示されてた・・・
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クラッシックカーや・・・


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向かいにある植物園のショットぐらいでお茶を濁し、沿岸部を郊外へ移動・・・


以前植林に行ったキナル方面に向かいます。
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ボルネオ唯一の鉄道線である北ボルネオ鉄道で単線狭軌。
長年休止してましたが何年か前から運転を再開してるようです。

途中駅の駅舎
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この付近で、なんと・・・
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めったに見られない走行中の画像を収めることができました。
列車は一両編成、ええ、まだハードストームの中でしたが・・・

けっこう走るとようやく入り江の向こうにマングローブ林が見えてきました。
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サバ州政府による沿岸部の植林地に到着であります。
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2007年7月5日の日付がありますね。

N村社長によると、スマトラ沖などの大津波の被害はボルネオでは少なかったようですが、やはり沿岸部のマングローブ林などの重要性が再認識され、あちこちで植林しているとか・・・

ようやく小止みになってきた雨の中を歩いて行くと・・・
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陸上には政治家たちの記念植樹があり・・・


護岸付近の水辺にはマングローブの植林・・・まだ幼樹が多いですね・・・
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こちらは幼樹とゆーよりまだ赤ちゃん、落ちた実が水底に刺さって育つんですね・・・
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樹林帯を抜けると海岸線に出ました。
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遠浅の海では・・・
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雨の中、投げ網漁でしょうか・・・


こちらは流木ではなくハードストームとかで倒れた木なんでしょうね・・・
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裏を見ると、いかに根が浅いかがよくわかります


外洋と反対側の入り江には・・・
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水上集落が見えました・・・


岸辺まで行って見てみると、かなり大きな集落でした・・・
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アウトリガー付きの伝統的なカヌーが係留してありました。
先ほど外洋側で投げ網漁をしていた漁師さんのでしょうか・・・

集落の屋根部分を30倍ズーム付き世界地図で拡大してみると・・・
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コーランを流すスピーカー付きのイスラムのモスクまであるんですね・・・
青いタンクは貯水用でしょうか・・・あちこちで見かけました。

この後、一行は水上生活されているご家族を訪問することになります。

(次号に続きます。)

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21次隊・ボルネオツアー報告の4回目です。
11月1日の朝からサラワク文化村を訪ねクチン市街に戻った御一行、さっそく次の目的地へ・・・向かう前に、まずは昼食であります。
現地旅行社N島さんイチオシ、今クチンでブレーク中の「コロ・ミー」をいただきます。
彼が空港で出会ったインドネシアに帰国するクチンで働いてる女の子が大量の荷物を抱えてたので手伝ってあげると、これが全てコロ・ミー、訊けばインドネシアの友達にもぜひ食べさせてあげたいから、とのことだったそうで、
「おそらく帰国するまでに駄目になってたでしょうが、今のところクチンにしかありませんからね。
元祖のお店は最近ご主人が亡くなって、代替わりしてから味が変わりましたが・・・」
と、ジャンクフード事情にもお詳しいようです。

KOLO-MEE、直訳すれば「油麺」で、チャーシュー油とねぎ油をベースにした秘伝のタレを小麦細麺にかけたファーストフードだそうで、いかにもわたくし好み・・・
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クチンの巨大スーパーに併設されたフードコートの一角へ・・・

別のコーナーで(自分だけ)ビールを買ってチキンとビーフのチャーシューでやってると、
一人ずつお待ちかねのコロ・ミーが運ばれてきます。じゅるじゅる
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じゃーん
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って、なぜかピントが合ってませんが・・・コロ・ミーであります…

トッピングはチキン・ビーフのチャーシューと挽肉だけですが、ねぎ油とかのタレが絶妙で、付属のスープや辛い薬味をかけて、汁麺にしてもおいしいそうです。

ちなみにこちらは・・・
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最近コロ・ミーを食べると、どーゆーわけか、お腹が緩くなるとゆーN島さんが頼んだ、
焼き鳥・チャーシュー焼き飯。こっちも食べたかったなあ・・・
コロ・ミーとその汁麺とこの焼き飯と、同時に三品はいけそう・・・
ちなみにタイガービールはここでは4.5リンギでした。げふっ

と、昼食後は昨日のスリアンからサバルへの道を途中まで進み・・・
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クチン近郊にある巨大なマレーシア空軍基地を通り過ぎて・・・


脇道に入るとほどなく・・・
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セメンガのワイルドライフセンター(野生保護区)に到着。
って、じつはこの画像、帰りがけに撮ったものですが・・・


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右クロコダイルとか書かれてますが、我々は左のオランウータンくんの餌場へ・・・


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木道をすすんでいくと・・・


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巨大なドリアンの木・・・実はまだ小さく1~2か月後が食べ頃だそうです。
って、ウータンくんたちのごちそうを奪ってはいけません・・・


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共生でしょうか、何とも怪しい雰囲気・・・すべてが緑と茶の明暗だけの世界・・・


さらにすすむと、いました、いました・・・
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前回ここを訪れたのは2010年の1月、ちょうど野生のドリアンなどが真っ盛りの時期だったので、食餌時間にずっと待ってても見ることはできなかったんですが、今はまだ野生のおいしい果実が少ない時期なんでしょうね・・・おいしい餌を置くと、保護されたウータンくんたちが野生に戻らなくなるので一日に2回、あまりおいしくない餌を与えるようで、たしかにぼそぼそ食べてました。

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家族でしょう、こんな大きなお父さんを保護区とはいえ野生で見るのははじめて。


せっかく30倍ズーム付き世界地図を持ってたので、さらにズームアップ・・・
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食べながらも、お母さんと子どもの動きをずっと見守ってました・・・


その視線の先にいるお母さんと子ども・・・
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もう食べ終わったのか、餌場から少し離れてました・・・
二人とも手に何か持ってますね・・・


で、木道後方の樹上・・・
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右手前の木から左へ3本目、奥にある細い木の樹冠あたりの茶色い塊・・・


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別の若い個体がいました・・・さすが30倍ズーム・・・

あの餌場からここまで移動してきたようで、やはり三枚前の画像のような高木が続いていないとウータンくんたちは移動できないんですね・・・

何度か書いてますがマレー語でオランは人、ウータンは森、まさに森の人で、高木中木低木がバランスよく存在する豊かな森がないと絶滅してしまいます。

大規模なアブラヤシ農園や畑などの開発でボルネオの熱帯雨林は急激に減少しています。
ウータンくんやゾウさん(ボルネオ・ピグミー・エレファント)、マレーグマくんだけでなくボルネオの熱帯雨林には地球上の生物種の7割以上が暮らしているともいわれ、この生物の多様性やここから供給される酸素は人類にも様々な恩恵をもたらしています。

いっぽうでアブラヤシをはじめとするボルネオ産の農産物やその加工品は、我々はもちろん地元が豊かになるためにも必要不可欠なもので、アグロフォレストリー(混農林業)などによる、今後も共存できる持続可能な方策が求められている所以です。

N島さんによるとサラワク州でも様々な政策変更をして試行錯誤が続いているそうですが、やはり需要と供給、効率性などの課題もあるようで、今後も注視してお手伝いしていく必要があるでしょう。


そう・・・
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この汗まみれの希少動物を保護するためにも・・・


って、水をクルマに置いてきたので、ボルネオでは珍しい自販機で・・・
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マンゴージュース・・・と間違って豆乳ジュースを・・・
ちゃんとSOYA(豆)って書いてあったのに・・・ま、こちらもおいしかったけど・・・
ちなみに帽子にずっと付けてたのは日本沙漠緑化実践協会のバッジです。

さらにちなみにNHK「世界ふれあい街歩き・クアラルンプール編」を見てたら地元の高校生が、みんなこの豆乳ジュースを飲んでましたから、国中のトレンドなのかも知れませんね・・・

セメンガからの帰り道、市街に近づいてくると木はまばらになってきます・・・が・・・
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ドリアンの木は伐らずにおいてあるそうで、現地でもドリアンは大人気で商品価値も高く、N島さんによると30本のドリアンがあれば年一回の収穫だけでクチンのサラリーマンの年収ぐらいにはなるとか・・・

で、この日もホテルに戻ってシャワーを浴びてから夕食まではやや時間があったのですが、翌日にはサバ州に移動するので自室でパッキングなどをして過ごし・・・

クルマでビルの地下街にある寿司店へ・・・
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ではなく・・・
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その奥にある高級中華料理店へ・・・そう、サラワク最後の夜なのでどどんと・・・


前菜に続いて、おこげスープから始まり・・・
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次々と料理が出てきました。


メインの北京ダック・・・
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ここでは北京ダックの中味(家鴨肉)もレタス包みでいただけました。


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(マングローブ林を開発した養殖池で育った?)エビ料理とかも・・・
後の記事で紹介する予定ですが、海岸や汽水域川岸などのマングローブ林も、エビの養殖池化や埋め立て開発などで減少しており、その洪水・土砂流出防止機能や水質浄化機能がなくなって、あちこちで被害も出てるようで、沿岸部でもさらなる植林の必要性が高まっているようです。
ちなみに養殖エビの一番の輸出先は日本だそうで、やはり持続可能な方策が必要ですね・・・

と、この後もいろんな料理が出てきて・・・
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ともかく完食であります・・・げふっ

で、ホテルに戻り、さすがにこの夜はパッキングの続きをしながらT田隊員とダベり続け、シーバスリーガルとおつまみで済ませて就寝したようです。あまりよく覚えてませんが・・・

(と、次号に続きます。)

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