N.GKS(エヌ・ジクス)のblog

海外での植林ボランティア活動を実践するN.GKS(もと緑の協力隊・関西澤井隊)のブログサイトです。

2018年11月

今年も開催される、京都環境フェスティバル2018のご案内です。

N.GKSもと幹事の達富さんが今年も「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」として個人で出展され、これまでの活動をパネル等で紹介されます。
12月9日には同会場ワークショップで「世界の子どもたちと植林」と題して、動画を使った講演も行いますので、案内させていただきます。
なお、参加料や予約申し込み等は一切不要です。

・開催日時 2018年12月8日~9日(土日・両日とも10:00~16:00)
・開催場所 
京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ) 
     「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」の展示ブースは「22番」です。
           (ブースが多いので会場入口にある案内図でご確認ください。)      
・ワークショップ講演日時 2018年12月9日(日)13:30~14:00
       (ワークショップ開催場所についても案内図でご確認ください。)
・会場へのアクセス方法や概要は各リンク先をご覧ください。

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(昨年のフェスティバルの様子をまとめた記事はこちらです。)

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過日の「ウータン・森と生活を考える会」30周年記念パーティーで・・・
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ウリン(鉄木)の端材で作られたキーホルダーを買いました。

そう・・・
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上記リンク記事にも参加されてたイラさんたちが手作りしたキーホルダーであります。


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「違法伐採材は使わないようにしよう!」とか、「パームオイルなどの農産物も「フェアトレード」品以外は使わないようにしよう!」とかいっても、明示されていない限り、原材料がどんな契約で採取されたものか、どんなルートで輸入されたものかなどを素人が把握するのは困難ですし、「エコ・ツアー」や「植林ボランティア・ツアー」に参加といっても、やはりそれなりの日数や費用のかかる話なので、しょっちゅう行くわけにもいきません。

でも「アグロフォレストリー(混農林業)」などで熱帯雨林も住民の暮らしも豊かにしようとしているイラさんたちの活動に、こんなかたちで協力することなら気軽にできますね。


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先週末「ウータン・森と生活を考える会」の30周年記念パーティに出席してきました!!!

N.GKS澤井代表から、自分の代わりに手土産を持って出席して欲しいと連絡があり、宴会付なら喜んでと・・・わははは

会場は阪神・武庫川駅の近くにある「マイ・チケット・CASA de UME」
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今回ご一緒したのは・・・
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昨年3月の第22次隊・ボルネオ植林ツアーに参加いただいたI本さん・・・



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第一部はウータンの会・西岡代表による30年間の活動報告から・・・
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はじめてお会いした西岡代表ですが、まさに「森の人」でした!!!
あっ、それで「ウータンの会」だったのかっ!!!

と、30年の歴史についてはパネルにも・・・
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じつにわかりやすくまとめてありました・・・
どこかのブログサイトとはえらい違いですね・・・

現在はインドネシア・中央カリマンタン州タンジュン・プティン国立公園周辺を中心に活動しておられるウータンの会ですが、スタートはマレーシアボルネオ・サラワク州の熱帯雨林を守る活動だったんですね。(ボルネオ島はインドネシアではカリマンタン島、マレーシアではボルネオ島と呼ばれています。)

ちなみにN.GKSは1998年の設立で今年で20周年、スタートは人類が近年沙漠化してしまった、内モンゴル自治区・クブチ沙漠での植林活動でしたが、やがて中国北西部の同様に荒漠地化してしまった地域や、草原や森林が乱開発により縮小しているモンゴル、熱帯雨林が乱開発により縮小しているボルネオ島やアマゾン川流域でも「子どもたちに木を植え育てる心をはぐくむ」ことを目的に、現地の子どもたちと一緒に植林・育林する活動を続けてきました。

最初の西岡代表の説明の中で、特にわたくしが目からウロコだったのは、ボルネオ島の2015年の大規模森林火災のお話で、この時、焼失した熱帯雨林の面積は四国の1.4倍、火災で排出されたCO2量は推定16億トンで、これは日本が排出している年間総CO2量の1年分にあたる・・・その原因としては、この年のエルニーニョ現象もあるが、ここまで大規模になったのは、
・違法伐採などで密かに森に入る人たちが増えたことによる人為的なもの、
・アブラヤシ(パームオイル)農園開発のための「火入れ」
(重機で整地するより燃やした方が安い)
・熱帯雨林の多くを占める泥炭湿地にアブラヤシ農園開発のための排水路が
張り巡らされたため、泥炭層が乾燥し極めて燃えやすくなってきている。
といったことも挙げられてました。
人為的な要素も多い大規模火災で消火活動への支援もされてたんですね。
いやあ、まったく知りませんでした。

わたくし2015年は秋にN.GKSツアーでサラワク州へ行ったのですがクチンの街が煙で覆われてて、一緒に参加されてた樹木医のN井先生から「泥炭層は燃えにくいが発火して100㎡以上に拡がると、消火活動は困難。」と聞いてましたし、大規模になった原因のひとつとしてクチンで噂されている中に、インドネシアからアブラヤシ農園に出稼ぎに来ている人たちの労働条件の悪さへの不満が爆発してあちこちに放火した、といった話もあるとも現地で聞きました。ええ、真偽はわかりませんが・・・そーいや陸路で国境を越えると生活水準が一変してて、同じ島でも国の違いを実感したものです。

貧困が紛争を招く、豊かな環境を取り戻し住民の暮らしも豊かになれば紛争もなくなる、というのが故・遠山正瑛先生の信念でしたが、貧困や経済格差による紛争で環境は大きく破壊されます。

閑話休題

次はTelapakに参加し違法伐採の監視を続けるヤヤットさんからの報告。
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違法伐採組織に殺されてしまった、同じ仲間のAbiさんについてのお話が特に衝撃的でしたが、彼らにとっては、まさに命がけの保護活動なんですね。
2002年にも仲間が2人殺されているとか・・・
サバ州ダナム・バレー保護区の監視員も完全武装でしたが彼らは兵士、ヤヤットさんらは民間人で、しかもボランティア活動、頭の下がる思いです。

とてもわかりやすい説明でスライドも豊富でしたが、一枚だけご紹介・・・
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世界中の熱帯雨林で違法伐採された木材が中国などを経由してアメリカやヨーロッパ、日本などで大量消費されているとのことでした。ちなみに後の質疑での「軍や警察が取り締まれないのか?」との質問に対しては、「インドネシアには未登録の港が多くあって、そこからの夜間積み出しを阻止するのは極めて困難、アメリカやヨーロッパ、日本など豊かな国が違法伐採材を使わなければ問題はすぐに解決します。」とのことで、やはり我々が「フェアトレード」材を使うことがポイントなんですね・・・

以下、最後のディスカッションも含め、わたくしの拙いメモ書きから抜粋・・・
・違法伐採した後にアブラヤシ農園を開発、最後は金などの鉱山として採り尽くし放置している、こうなると再生不可能な不毛の土地になってしまっている。
・村落の共有林制度もあるが村人の無知に付け込み企業に悪用されてきた。
・フェアトレード2005、ITTO国際熱帯材機関
・優れた法律はあるがかみ合っていない。
・違法伐採はアブラヤシ農園開発とつながっている。
・世界中に違法伐採木材の購入者が存在する。(例・スラウェシ産の違法エボニー材が廻りまわって日本製の高級ギター・バイオリンに・・・)
・地元、企業、住民への環境に配慮した法整備を政府に要望している。
・林業は再生するが農業は再生しない。肥料と農薬で汚染だけが残る。
etc・・・

ヤヤットさんの次はタンジュン・プティン国立公園に隣接するタンジュン・ハラパン村から来られた村の青年団リーダー、イラさんからの報告でした。
彼は今回まで一度も村を出たことがなく、パスポートを取得する際に初めて村を離れたそうで、もちろん海外旅行も今回が初めてで、日本では驚くことばかりだったそうです。
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11月3日の神戸でダウンジャケットを着て寒そうにされてました・・・
生まれてからずっと赤道直下で暮らしておられたんですからね。

日本語付きスライドでしたので、ほぼそのままご紹介・・・
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小学校を出て違法伐採の仕事で木を伐り尽し、その後は金鉱山で働いたものの採り尽して閉山、以後はアブラヤシ農園で働いておられたそうです。


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アブラヤシで森がなくなり鉱山は金採取に使用した水銀で汚染・・・


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泥炭層の下の砂地まで露出した鉱山跡と汚染された河川・・・


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経済的には、まだまだ大変だそうですが・・・


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種の発芽時期には一本の木から何千何万もの芽が一斉に芽生えるので、その一部を採集・・・(そのまま放置しても育つのは数本なので、こういった方法も熱帯雨林ではありですね。)

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植林地の活着率は70%以上。さすが地元の知恵・・・


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村人たちが森を壊さないでも豊かに暮らして行けるように・・・


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これまでに何度か紹介してきた熱帯雨林と住民がともに豊かになれる可能性のあるキーワードである、
・アグロフォレストリー
・エコツーリズム
・フェアトレード
を、まさに自分の村で実践しようとされてるんですねえ・・・素晴らしい!!!
で、それを支援しているウータンの会の活動も素晴らしい!!!の一言です。

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こちらこそ、素晴らしい報告をありがとう!!! ティリマ・カシ!!!

と、第二部は会員有志によるインドネシア料理と持ち寄った酒や肴でのパーティ!!!我がN.GKSからも、澤井代表差し入れの大吟醸一升瓶を持ち寄りました。ぐびぐび

わたくし恒例により飲み食いに夢中で、料理の紹介画像は一枚もなく・・・

せめて・・・
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用意されてた割り箸の箸袋だけでもご紹介・・・

食後はせっかくなので・・・つーか、とーぜんつーか・・・
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イラさんと記念撮影していた参加女子大生たちに割り込みました・・・
もう一名、割り込んでるのはタスマニアの農業や畜産を研究されておられる方だそうで、ウータンの会員以外にも様々な方が参加されてて、じつに楽しいパーティでした。

第三部は映像作家・中井信介さんの作品上映とヤヤットさんイラさん西岡代表を含めての対談。17分の短い作品に熱帯雨林の現状と保護活動をじつに見事にまとめられてましたし、その後の対談も、参加者も交えた素晴らしいディスカッションとなりました。

午後1時のスタートから全プログラムが終了したのは午後9時前で、あっとゆー間の8時間、とても有意義な一日となりました。

で、一息つこうと裏庭に出てみると、イラさんが一人で一服されてて、わたくしにも勧めてくれました。
いやあ、インドネシアの煙草つーか本物の煙草なんて、じつにひさしぶりで美味でしたねえ。
お礼にグローやVAPEを勧めて、お互い同レベルのカタコト英語でしたが話が弾みました。翌日には東京に連れて行ってもらう、とのことでしたが、ほんとに純粋で好奇心溢れる好青年で、村での活動に村人たちが賛同しているのも、彼の性格に寄るところも大きいでしょう。

と、帰りは同じ最寄り駅のI本さんと駅でお別れ、するはずもなく・・・
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ご近所のお好み焼き・鉄板焼き屋さんで日付が変わるまで延々と・・・

I本さんお気に入りのお店で、特に肉の仕入れにこだわっているとのことで、
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この日は、さいぼし(馬肉の燻製)なんぞもあったもので・・・ひっく

ウータンの会30周年、あらためておめでとうございます!
じつに楽しかったです。次回も楽しみにしています。
西岡代表や石崎事務局長、報告者のヤヤットさんイラさん、
同行いただいたI本さんはじめ参加者のみなさん、
ありがとうございました。ティリマ・カシ!!!


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