前回記事からの続きであります。
内モンゴル二日目の朝、包頭市内のホテルを出た一行のバスは高速道路をひたすら南下し、オルドス市を目指すことになります。
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包頭市のシンボル、鹿のモニュメントともお別れし・・・


バスは黄河を渡ります。
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ご覧のとおり、今は近くに何本もの橋が架かってますが、植林ツアーの初期には近くに橋はなく、鉄の箱舟を並べて鉄板を乗せた「浮橋」を渡るので、車体を軽くするためバスから降りて鉄板上を歩いたり、道路でも未舗装部分で何度も砂に埋もれてスタックし、みんなで押したりしてましたが、現在は片側4車線の高速道路が平行して何本も走っています。
さらに当時は郊外へ出ると、貧しい家は日干しの泥レンガ作りで、ふつーの家は焼きレンガ作り、金持ちの家になると壁はタイル張りが定番でしたが、
今では・・・
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どの家も真っ白な壁と赤い屋根で統一され、とてもきれいになってました。
ただ、すべて同じ色で、しかも新しいので不思議に思ってると、旅行社のT橋さんから説明があり、新しい市長が郊外をクルマで走ってみると、あまりに家屋がみすぼらしかったので、全ての壁を白く、屋根を赤く塗るよう指示して補助したからで、中味は昔のままとのことでした。

他にも、大規模な緑化でオルドス市までの200kmも見渡す限り植林したけど、あくまで政府要人が高速道路を走る際に見える範囲だけで、そこに枯れた木があれば急いで緑のペンキを塗ってたとか、いかにも現代中国らしいエピソードも、
あれこれと話してくれてました。
そう・・・
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この稜線の向こうは沙漠のままなんですよね・・・
グーグルの衛星写真で見ると、すぐにわかるんですが・・・
まあ、砂を固定して道路を守るため、まず道路周辺から緑化していくのは確かに基本なんですが、「見える範囲」とゆーのが、やはり現代中国らしいです。

と、料金所をいくつか通過・・・
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ちなみに料金所では何回か交通警察が抜き打ちで車内に入ってきて、シートベルトの着用を確認してました。
けっこう厳しいですが着用率を高めるには有効ですね。




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イタリアのアウトストラーダではTELEPASSでしたが、中国は日本と同じETCなんですね・・・ただ後払いではなく先払いで、このETCが全国に普及する前に、すでにスマホを使う最新のITCがあちこちで導入されているようです。中国の高速道路は植林初期には粗末なものでしたが、今や全国に13万km、さらに毎年6000km以上を延伸しているとか・・・日本の高速道路の総延長が9000kmですから凄い勢いです。これも現代中国らしいですねえ・・・

と、あちこちに炭鉱(跡?)が見えてくると・・・
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いよいよオルドス市の中心部に近づいてきたようです。

(以下ウィキペディアより一部抜粋)

オルドス市
は内モンゴル自治区西南部に位置する地級市。
黄河が北に大きく屈曲した地点にあたるオルドス高原に位置する。
2002年2月26日、伊克昭(イフ・ジョー)盟から市となった。

オルドス市の市域は(近代化以前は)遊牧の好適地であるとともに、モンゴル高原から華北、華北からモンゴル高原に通じる交通上の要衝であり、古くは匈奴と秦・漢が争奪した地帯である。
匈奴の呼韓邪単于は、後漢に従いこの地に王庭をおいた。
15世紀にモンゴル族のオルドス部が移住してきたため、これにちなんで地名の上でもオルドスと呼ばれるようになった。
オルドスはモンゴル語・テュルク語で「宮廷」を意味する「オルド」が語源であり、この集団はモンゴル帝国の始祖チンギス・ハーンの生前の宮廷をチンギスの霊廟として奉祀しており、現在も成吉思汗陵が存在している。(ただし実際の墓ではない。もともと移動式のゲルでチンギス・ハーンを祀っていたのを変更して、周恩来とウランフの後押しで1956年にできた建物であり遺骸は棺になく弓矢や鞍などが祀られてる。しかし棺を担いだオルドスの扎薩克で中国最後のモンゴル王公である奇忠義は人骨の一部が納められていたとも証言している。)

貧困都市であったが、1990年代から石炭生産に力を入れたことで中国有数の産炭地となり、石炭バブルによって空前の好景気に沸いた。2000年の西部大開発プロジェクトを受けて開発が進み、人口も約30万人から200万近くに急増した。1人当たり域内総生産(GDP)が2007年に北京や上海を抜き、2010年には香港やマカオと並ぶ中国トップクラスとなり、バブル崩壊まで「中国一豊かな都市」と呼ばれた。

2003年から建設が始まった康巴什新区(カンバシ新区)のような巨大なニュータウンでは、開発と不動産投資が急速に進みすぎ、人の住まない住宅が増えて鬼城(ゴーストタウン)化も問題視されるようになっている。『浙商網・浙江経済報道』の2013年の報道によると、石炭価格の大幅な値下がりにより市内に35ある炭鉱の半数以上が停止しており、市の成長率は内モンゴル最下位にまで落ち込んだと報じられており、1,000億元以上の負債を抱え、不動産市場が崩壊しているオルドス市は危機に瀕しており、中国の地方政府として初の破産に直面していると報じる中国メディアもあった。
・・・
ちなみに旅行社のT橋さんによると、現在の人口は40万人とのことです。
そう、不動産バブルが崩壊して石炭価格も下落、新築や建築中のまま放置された高層マンションや高層ビルが立ち並ぶ「最新廃墟都市」で、廃墟好きとしては一度は見ておきたかったのであります。

以下、さくさくっと・・・

まだ郊外ですが・・・
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建築途中で放置されてるのがお分かりでしょうか・・・

せっかくなので動画でもご紹介・・・



この一画は見渡す限り建築中で・・・
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どの棟も放置されたままです。


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こちらは完成してますが、住んでるのは数世帯だそうです。まさに鬼城・・・


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こちらも窓ガラスがなく全棟が未完成・・・


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人が住んでるのはごく一部のようですが、街路樹や道路などのインフラは今のところ、まだ管理されているようでした・・・

こちらは商店や事務所・・・
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やはり無人であります・・・

こちらは・・・
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官公庁でしょうか・・・
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日曜日のせいもあるのでしょうが、ほぼ無人でした・・・

オルドス市のシンボルは「馬」・・・
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中心部なのでクルマは走ってましたが包頭の比ではなく、住んでる人は少なそうです。


こちらは低層の高級コンドミニアム・・・
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やはり無人のままが多いようです。

ま、日曜日でしたから・・・
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人工湖のほとりや・・・


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「オルドス婚礼文化園」とゆー公園施設には人も集まってましたが、
都市規模の割には圧倒的に少数で、やはり包頭の比ではありません。

こちらは日本でいう「国民体育大会」のために建てられたスタジアム・・・
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オリンピックの開会式でもできそうですが、今は利用されていないそうです。

ともかく・・・
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日本でもバブル崩壊後に放置された建物やリゾートはけっこうありますが、
なにせ規模が違いました。いやはや・・・

と、この後は120万人規模で完成しマンションも完売したけど2万人しか住んでいないとゆー最新の「カンバシ新区」へ入って詳細を見る予定だったのですがドライバーが道を間違えたようで、ついに時間切れとなり、たどり着くことはできませんでした。

いやあ、それにしても・・・
と、複雑な思いを抱きながら一行はさらに南下、いよいよ上記ウィキペディアの説明にもあった、チンギス・ハーン陵(成吉思汗陵)???に向かいます。

(以下、次号に続きます。)