2023年11月1日、マレーシアボルネオ・サラワク州サバル森林保護区を訪問、
N.GKSで現地の子どもたちと一緒に植えた植林地の現況を確認し、今回は記念植樹も行ってきました
以下、当日の報告であります
まずは昔の1号線、今は高規格のボルネオ縦貫道になった道路をひた走ります
ま、高規格に拡張する際にN.GKSボルネオ植林ボランティアツアーとしては最後となった、2017年第22次隊の植林地は大部分が削られてしまったのですが
恒例により中間点のスリアンでトイレ休憩と弁当補給とマーケット見学
スリアンのマーケットについても何度か紹介してるので、以下さくさくっと
有料トイレ20セント
はじめてのたまさんとこたまさんはわくわく
魚は殆どが淡水魚
豚肉・猪肉は離れた別棟で扱っており、イスラムへの配慮ですね
さらにさくさくっと・・・
揚げ物屋さん 左端の天ぷらは美味しかったです
ナシ・レマのセット
ココナッツミルクで炊いたご飯と佃煮系などのおかずのセットで3.5リンギ(約100円)で日本のコンビニおにぎり数個分はあり、一食分としては充分ですね
こちらもライチに似て美味しかったです
マーケットで売ってるドリアンより路上で売ってるドリアンの方が新鮮だとか・・・
それにしても、たまさんとこたまさんのよく食べること!!!
あれこれ試食しては次々と購入、手持ちのリンギが尽きるとwing金融の融資を受けて、さらに追加購入されてたので、今回はお相伴に預かった次第
こちらがクラフトビール1602と並び、今回目的のひとつだった・・・
サゴヤシに住むゾウムシの幼虫で、とても栄養価の高いイバンのご馳走です
アタマを残しそのまま食べるのが最高らしいのですが、最初は炒め物にする方が無難とのこと、わたくし今回は調理器具を持参してなかったので、泣く泣くあきらめました ぐすん
マーケットの外には・・・
マレーシア陸軍の車両も停まってて、お弁当の買い出しとかでしょうか・・・
と、スリアンを出て小雨の中を走り続けました・・・
それにしても立派な道路になりましたねえ・・・
旧日本軍が測量・設計し戦後にイギリス軍が建設した旧道とは大違いです
と、サバルでは、
サラワク州森林局・サバル森林保護区の事務所にも立ち寄ってもらいました
あちこち改装されてて、何度もテラグス小学校の子どもたちとの交流会をしたステージは、長らく使われていないようでしたが・・・
苗木の育成などは引き続き行われているようでした
で、植林エリアにクルマで移動し、今回は・・・
N.GKSではサバルで最初に植林した2005年第8次隊の植林地の横で記念植樹
ここサバル森林保護区では、N.GKS海外植林ボランティアツアーとしては、この2005年の第8次隊を皮切りに、2017年の第22次隊まで12年間9回の植林活動で合計7,200本の苗木を、現地テラグス小学校の子どもたちと一緒に植えてきたことになります
せっかくなので記念写真をば・・・
18年前は若くて元気だったのになあ・・・
ま、米軍のジャングルハットは18年前と同じモノですが・・・
ずっと植林地のお世話をいただいてる現地イバン族のイギンさんとも一緒に
今回は4年ぶりの再会ですが2005年からの長いお付き合いになるはずです
と、皆さんも記念植樹を終えたので・・・
あらためて全員での記念写真・・・
今回は第22次隊に参加された、ちかこさんからの支援もいただき一人5本ずつで合計30本、フタバガキ科・竜脳樹の苗木を植樹し、我々のサバルでの植林本数は7200+30となりました
もともとボルネオ島に自生していた竜脳樹は、80年で80mにもなる超高木なんですが、ここサバルでは、そんな超高木は一本もなく80年間は伐採し続けてきたとゆーことですね
森林局やボランティア団体などが植林を続けてるので80年後に期待しましょう
ただしボルネオ島全体としては「現在も森林伐採やアブラヤシなどによるプランテーションへの転換などによる自生地の破壊、木材採取や抽出物のための伐採などにより個体数は減少しています」(ウィキペディアより)とのことです
わたくしはここサバルのようなアグロフォレストリー(混農林業)に加えてフェアトレード、それに今回ツアーのようなエコツーリズムを合わせた3点セットが、誰もが気軽にできる支援になり、現地の生活も豊かになる方策だと思ってますが、いかがでしょう
と、記念植樹後は過去の植林地の現況確認へ・・・
まあ、巨大なアリさんを撮ってる人もいましたが無視して・・・
こちらは2007年第10次隊の植林地、パネルは作り変えてくれたようで、
ありがたいことです
「協力隊」が「KYORYOKO TAI」になってますが、ま、ご愛敬・・・
こちらは2015年のN.GKS第21次隊の植林地
21次隊では国立サバ大学・熱帯生物保全研究所も訪問して所長から、N.GKSとの連携協力も確約いただいたのですが、会員の高齢化により実現しないままになってますね
どなたか意思を継いで活動してくれる人はいないかなあ・・・
N.GKS植林ボランティアツアーでは、1回あたり300~600本の苗木を植えましたが、実際に自分たちと現地の子どもたちで植えた苗木はごく一部で、残りは現地イバンの人たちに委託して何日もかけて植えてもらってました
わずか8年で、ここまで育ってくれてたので喜びもひとしおです
って、あいかわらずお茶目なN嶋さんですが
さらに奥地にある別の植林地にも向かったのですが・・・
(wingさん提供画像)
アップダウンが激しく、わたくしは無理せず途中で引き返しました
(どなたか、この先の植林地の画像があれば提供をお願いしますね)
それにしても・・・
イギンさんのマチェットはかっこいいなあ・・・
まさに熱帯雨林の必需品ですね
と、待ちに待った昼食は・・・
イギンさんのおうちのテラスを借りてのお弁当!!!
N嶋さんがスリアンにあるお店と何度も試行錯誤して、日本からの植林ボランティアに合うよう工夫されたとのことで、美味しくてスプーンだけでも食べやすかったです
食後はたまさんとこたまさんがスリアンで買った各品にイギンさんの奥様のコーヒー、ご自宅で採れた各種フルーツなどをいただきながら、話が弾みます
N嶋さんは経団連の助成金を得てイギンさんたち村人のコーヒー栽培を支援、苗木作りからコーヒー豆の乾燥・出荷まで、村人だけで小規模に行えることを目標にされてるとのこと
「3年かけた第1回の収穫はサルやリスに食べられてしまったけど、今は既にジャスミンの香りのする白い花を沢山咲かせており、2024年の7~8月頃には第2回の収穫を見込んでおり、今回は害獣対策を含めて村人も頑張っています」と・・・
ちかこさんの支援の一部も役立てるとのことで、素晴らしい活動ですね
アグロフォレストリーの理想的なかたちを目指しておられ、我々にもできることがあれば、ぜひとも応援したい取り組みです
と、イギンさん宅を後にし、クチンに戻る道すがらでドリアンの路上販売へ
その日に採れた(木から落ちた)ものをバス停で売ってて・・・
こんなカゴを頭の紐で背負って運んで来るんですね
ええ、これまで食べた中でベスト3に入る美味しさでした ばくばく
ドリアンを堪能してしばらく走り、今度は別の路上販売へ・・・
ここではバイクで運んできたドリアンを買い取ってました
ジャックフルーツの一種チャンパダ(コハラミツ)を試食
白い樹液に触れると、ひどくかぶれるそうで手袋をして切り分けてくれます
食べるのもレジ袋を手袋がわりにして外皮の樹液に触れないように・・・
ドリアンとは、やや異なる味わいでしたが、こちらも美味しかったです
で、わたくしは・・・
H田さんのアロンアルファとガムテープで仮補修、ムルまでは何とか保ってたものの、先ほどの奥地にある植林地へのガレ場の歩行で・・・
ついに剥がれてしまった靴底についてN嶋さんに車中で報告・・・
途中の激安ホームセンターに立ち寄ってもらい、
ゴム糊と木へらを購入してクチンの定宿に戻りました
皆さんは部屋に戻られましたが、わたくしは・・・
ドライバーのマンソーさんの指導を受けて、道端で靴の補修をば・・・
って、殆どマンソーさんがやってくれたのですが、じつに手慣れたものでした
丁寧に汚れや古いゴム糊を落とし、両面にゴム糊を塗って木枝を挟んで乾燥させ、道のコンクリートなどを利用して凄い握力と腕力で圧着してました
これ以降、帰国まで補修の必要はなくなり、あらためてマンソーさんに感謝です
と、靴の補修後はわたくしも暫しホテルの自室で休憩して、御一行はクパ国立公園カエル池へのナイトトレッキングに向かうことになります
(この記事は98kの個人サイトから転載したものです)
N.GKSで現地の子どもたちと一緒に植えた植林地の現況を確認し、今回は記念植樹も行ってきました
以下、当日の報告であります
まずは昔の1号線、今は高規格のボルネオ縦貫道になった道路をひた走ります
ま、高規格に拡張する際にN.GKSボルネオ植林ボランティアツアーとしては最後となった、2017年第22次隊の植林地は大部分が削られてしまったのですが
恒例により中間点のスリアンでトイレ休憩と弁当補給とマーケット見学
スリアンのマーケットについても何度か紹介してるので、以下さくさくっと
有料トイレ20セント
はじめてのたまさんとこたまさんはわくわく
魚は殆どが淡水魚
豚肉・猪肉は離れた別棟で扱っており、イスラムへの配慮ですね
さらにさくさくっと・・・
揚げ物屋さん 左端の天ぷらは美味しかったです
ナシ・レマのセット
ココナッツミルクで炊いたご飯と佃煮系などのおかずのセットで3.5リンギ(約100円)で日本のコンビニおにぎり数個分はあり、一食分としては充分ですね
こちらもライチに似て美味しかったです
マーケットで売ってるドリアンより路上で売ってるドリアンの方が新鮮だとか・・・
それにしても、たまさんとこたまさんのよく食べること!!!
あれこれ試食しては次々と購入、手持ちのリンギが尽きるとwing金融の融資を受けて、さらに追加購入されてたので、今回はお相伴に預かった次第
こちらがクラフトビール1602と並び、今回目的のひとつだった・・・
サゴヤシに住むゾウムシの幼虫で、とても栄養価の高いイバンのご馳走です
アタマを残しそのまま食べるのが最高らしいのですが、最初は炒め物にする方が無難とのこと、わたくし今回は調理器具を持参してなかったので、泣く泣くあきらめました ぐすん
マーケットの外には・・・
マレーシア陸軍の車両も停まってて、お弁当の買い出しとかでしょうか・・・
と、スリアンを出て小雨の中を走り続けました・・・
それにしても立派な道路になりましたねえ・・・
旧日本軍が測量・設計し戦後にイギリス軍が建設した旧道とは大違いです
と、サバルでは、
サラワク州森林局・サバル森林保護区の事務所にも立ち寄ってもらいました
あちこち改装されてて、何度もテラグス小学校の子どもたちとの交流会をしたステージは、長らく使われていないようでしたが・・・
苗木の育成などは引き続き行われているようでした
で、植林エリアにクルマで移動し、今回は・・・
N.GKSではサバルで最初に植林した2005年第8次隊の植林地の横で記念植樹
植林当時はぬかるんだ地道だった前の道路も今は舗装され二車線になってます
(Y原さん提供画像)
18年も経つと大きく育ってますが、これも間伐や蔓の除去など森林局や現地イバンの人たちが延々と手入れを続けてくれたお陰なんですね
ここサバル森林保護区では、N.GKS海外植林ボランティアツアーとしては、この2005年の第8次隊を皮切りに、2017年の第22次隊まで12年間9回の植林活動で合計7,200本の苗木を、現地テラグス小学校の子どもたちと一緒に植えてきたことになります
木々も子どもたちも大きく育ち、2005年に一緒に植えた小学生たちはとっくに成人になってて、さらに彼らがわたくしの年齢になる頃には、木々は天を衝く巨木になってて、もとの熱帯雨林の姿を取り戻して、人々に恩恵を与えてくれることでしょう
さらにさらに彼らの子どもたちも、わたくしたちの次の世代とともに植林活動を続けてくれれば、やがて持続可能な世界になるはずです
皆さんも、何かできることからされることを願ってやみません
せっかくなので記念写真をば・・・
18年前は若くて元気だったのになあ・・・
ま、米軍のジャングルハットは18年前と同じモノですが・・・
ずっと植林地のお世話をいただいてる現地イバン族のイギンさんとも一緒に
今回は4年ぶりの再会ですが2005年からの長いお付き合いになるはずです
と、皆さんも記念植樹を終えたので・・・
あらためて全員での記念写真・・・
今回は第22次隊に参加された、ちかこさんからの支援もいただき一人5本ずつで合計30本、フタバガキ科・竜脳樹の苗木を植樹し、我々のサバルでの植林本数は7200+30となりました
もともとボルネオ島に自生していた竜脳樹は、80年で80mにもなる超高木なんですが、ここサバルでは、そんな超高木は一本もなく80年間は伐採し続けてきたとゆーことですね
森林局やボランティア団体などが植林を続けてるので80年後に期待しましょう
ただしボルネオ島全体としては「現在も森林伐採やアブラヤシなどによるプランテーションへの転換などによる自生地の破壊、木材採取や抽出物のための伐採などにより個体数は減少しています」(ウィキペディアより)とのことです
わたくしはここサバルのようなアグロフォレストリー(混農林業)に加えてフェアトレード、それに今回ツアーのようなエコツーリズムを合わせた3点セットが、誰もが気軽にできる支援になり、現地の生活も豊かになる方策だと思ってますが、いかがでしょう
と、記念植樹後は過去の植林地の現況確認へ・・・
まあ、巨大なアリさんを撮ってる人もいましたが無視して・・・
こちらは2007年第10次隊の植林地、パネルは作り変えてくれたようで、
ありがたいことです
「協力隊」が「KYORYOKO TAI」になってますが、ま、ご愛敬・・・
こちらは2015年のN.GKS第21次隊の植林地
21次隊では国立サバ大学・熱帯生物保全研究所も訪問して所長から、N.GKSとの連携協力も確約いただいたのですが、会員の高齢化により実現しないままになってますね
どなたか意思を継いで活動してくれる人はいないかなあ・・・
N.GKS植林ボランティアツアーでは、1回あたり300~600本の苗木を植えましたが、実際に自分たちと現地の子どもたちで植えた苗木はごく一部で、残りは現地イバンの人たちに委託して何日もかけて植えてもらってました
わずか8年で、ここまで育ってくれてたので喜びもひとしおです
って、あいかわらずお茶目なN嶋さんですが
さらに奥地にある別の植林地にも向かったのですが・・・
(wingさん提供画像)
アップダウンが激しく、わたくしは無理せず途中で引き返しました
(どなたか、この先の植林地の画像があれば提供をお願いしますね)
それにしても・・・
イギンさんのマチェットはかっこいいなあ・・・
まさに熱帯雨林の必需品ですね
と、待ちに待った昼食は・・・
イギンさんのおうちのテラスを借りてのお弁当!!!
N嶋さんがスリアンにあるお店と何度も試行錯誤して、日本からの植林ボランティアに合うよう工夫されたとのことで、美味しくてスプーンだけでも食べやすかったです
食後はたまさんとこたまさんがスリアンで買った各品にイギンさんの奥様のコーヒー、ご自宅で採れた各種フルーツなどをいただきながら、話が弾みます
N嶋さんは経団連の助成金を得てイギンさんたち村人のコーヒー栽培を支援、苗木作りからコーヒー豆の乾燥・出荷まで、村人だけで小規模に行えることを目標にされてるとのこと
「3年かけた第1回の収穫はサルやリスに食べられてしまったけど、今は既にジャスミンの香りのする白い花を沢山咲かせており、2024年の7~8月頃には第2回の収穫を見込んでおり、今回は害獣対策を含めて村人も頑張っています」と・・・
ちかこさんの支援の一部も役立てるとのことで、素晴らしい活動ですね
アグロフォレストリーの理想的なかたちを目指しておられ、我々にもできることがあれば、ぜひとも応援したい取り組みです
ちなみにN嶋さんたちの活動の詳細はこちらからご覧ください
その日に採れた(木から落ちた)ものをバス停で売ってて・・・
こんなカゴを頭の紐で背負って運んで来るんですね
ええ、これまで食べた中でベスト3に入る美味しさでした ばくばく
ドリアンを堪能してしばらく走り、今度は別の路上販売へ・・・
ここではバイクで運んできたドリアンを買い取ってました
ジャックフルーツの一種チャンパダ(コハラミツ)を試食
白い樹液に触れると、ひどくかぶれるそうで手袋をして切り分けてくれます
食べるのもレジ袋を手袋がわりにして外皮の樹液に触れないように・・・
ドリアンとは、やや異なる味わいでしたが、こちらも美味しかったです
で、わたくしは・・・
H田さんのアロンアルファとガムテープで仮補修、ムルまでは何とか保ってたものの、先ほどの奥地にある植林地へのガレ場の歩行で・・・
ついに剥がれてしまった靴底についてN嶋さんに車中で報告・・・
途中の激安ホームセンターに立ち寄ってもらい、
ゴム糊と木へらを購入してクチンの定宿に戻りました
皆さんは部屋に戻られましたが、わたくしは・・・
ドライバーのマンソーさんの指導を受けて、道端で靴の補修をば・・・
って、殆どマンソーさんがやってくれたのですが、じつに手慣れたものでした
丁寧に汚れや古いゴム糊を落とし、両面にゴム糊を塗って木枝を挟んで乾燥させ、道のコンクリートなどを利用して凄い握力と腕力で圧着してました
これ以降、帰国まで補修の必要はなくなり、あらためてマンソーさんに感謝です
と、靴の補修後はわたくしも暫しホテルの自室で休憩して、御一行はクパ国立公園カエル池へのナイトトレッキングに向かうことになります
(この記事は98kの個人サイトから転載したものです)