N.GKS(エヌ・ジクス)のblog

海外での植林ボランティア活動をしていた団体N.GKS(エヌ・ジクス)のブログサイトです。 (2020年8月25日よりURLをhttp://からhttps://に変更しています。)

カテゴリ: N.GKS展・講演会関連記事

とーとつですが・・・
「N.GKS(エヌ・ジクス)」の主宰者・澤井代表の評伝が出版されます。
アッと驚く! 90歳 ー実録「澤井敏郎」評伝ー  藤本 博 著
産経新聞生活情報センター 2021年5月8日第1刷発行
ISBN 978-4-909053-09-1

表紙カバー
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表紙写真は澤井代表が昔からお得意の「生たまご立て」・・・


裏表紙カバー
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こちらは植林活動の原点となった中国西北部・内モンゴル自治区・クブチ沙漠
・・・と、右上はお得意のスプーン曲げ・・・
ともかく常識をひっくり返すことが大好きです

著者は京都・洛南地域の地方紙記者として、30年にわたり澤井代表を取材してきた方で、2018年に退職後は、洛南の歴史遺産ではなく洛南の今を生きる人物遺産を克明に記録して、地域に遺すことをライフワークにされてるとのことでした。(あとがきにかえてより)

構成としては澤井代表が退職後にはじめた「沙漠・熱帯雨林緑化活動編」は本編の2割程度で、軍国少年だった少年時代、競技かるたに明け暮れた学生時代、連珠や切手収集など他の趣味についても書かれてますが、本編の約半分を割いていたのは、やはり現役時代・・・

そう、昭和の高度成長期に企業戦士として戦い続けてきた生き様が克明に描かれてました。
例えば澤井代表が1954年の就職時に役員から提示された勤務条件・・・
①休日は月1日、年間350日出勤
②月給税込み1万円、残業など手当は一切なし
③月3~4回の徹夜勤務
というもの・・・
これが当時の成長産業としては、特に並外れたものではなかったそうで、まさに戦後経済発展の原動力は「人力」だったんですね。

もちろん現役時代の「アッと驚く」エピソード以外にも、遠山正瑛翁との運命の出会いなど植林ボランティア活動での様々なエピソードも満載でした。

特に著者が絶句したのが2009年のアマゾン植林ツアー(わたくしは仕事の都合がつかず不参加)だったそうで、出発4日前の「もらい事故」で右上腕部と左母指付根を骨折する重傷を負い、緊急手術して入院しなければ一生動かなくなる可能性があると宣告されたにもかかわらず、ギプス固定だけして車椅子で出発したというエピソードで、「この人は尋常の人間ではない」とさえ思ったとのこと・・・

すでに綿密な現地との調整も終えベテランの幹部やツアコンも参加するので、わたくしも含め周囲からも手術入院を勧めたのですが頑として拒否、見送りに行った空港で「せめて現地では無理をしないように」と忠告したら「無理をしないと目的は達成できない」と返ってきましたからねえ・・・
まさに昭和の企業戦士の生き様ですね。



本著は本人が残している膨大な資料と記憶を約2年かけ取材して丹念に検証、さらに取捨選択して著者の思いも含め、まとめられた評伝で、とても要約などはできませんが、全体の読後感だけ・・・

戦中の幼少期から戦後の混乱期を経験し、高度成長期に企業戦士として戦い抜いた世代には、それぞれに波乱万丈の人生があったでしょうが、わたくしとほぼ同世代の著者からみても、澤井代表の生き方というのは、やはり驚きだったようで、本のタイトルにもあるとおり、全編が驚きの眼をもって捉えられており、それが新鮮な視点で最後まで飽きませんでした。

入念な取材に基づいた一般には知り得ない事実もあって、構成も
文章も馴染みやすく著者の思いも伝わってきて興味深く読めました。
さすがベテラン記者の著作ですね。

ちなみにAmazonでも取り扱うようですので、興味のある方はご一読を・・・
(N.GKS会員など関係者には澤井代表から直接郵送するとのことでしたが、1ヶ月たっても届かず、読んでみたい方はご一報ください。)

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「京都環境フェスティバル2019」のご報告であります。
N.GKSで活動されてたT富さんが今年も「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」として個人出展され、わたくしも
今年10月に確認したボルネオ植林地の現況画像を提供し、12月7日にお手伝いに行ってきました。

昨年同様会場は・・・
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京セラ本社・・・???

・・・の隣にある・・・
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京都パルスプラザ1階の大展示場であります。

ま、3階では・・・
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こんな魅力的なコンサートもありましたが、わたくしはそのまま1階へ・・・


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10時の開会前に着いたので入口では関係者への来賓あいさつが行われてました。

で、こちらが・・・
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今年の「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」展示ブースであります。
過去の活動を紹介するパネル展示がメインです。

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10月に行ったボルネオ島サバル森林保護区の現況もA3プリントにして
展示いただいてました。

さっそく留守番をもと幹事のT田さんにまかせ、会場をさくさくっと・・・
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ミニステージでは・・・


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高校生ブラスバンドによるオープニングに続いて・・・


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おなじみ自然系アイドルグループ・ぽぽっぽくらぶのミニコンサートとか・・・

昨年までに紹介してなかったブースをいくつか・・・
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風呂敷で受け取るレジ体験・・・

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プラごみによる海洋汚染(特にマイクロプラスチック化)は深刻です。
ボルネオの熱帯雨林同様、今なら何とか間に合う・・・かも知れません。

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廃ガラスによるサンドブラスト(無料)体験はやってみたかったな・・・


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屋上緑化のボランティア団体・・・「京緑隊」つーのがいいですね。


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廃植物油も木くずも廃木材もリサイクルできるんですね。


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こちらは昨年も紹介したかな・・・

ま、せっかくなので・・・
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自動車リサイクル促進センターのマスコットさんと・・・


で、こちらでは・・・
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同年代の方々と、けっこう話し込んでしまいました。
「いやあ、このトシになると一日100kmを超えるのはしんどいですな。」
「そう、ビワイチとか行っても、せいぜい半周ぐらいで後は輪行やし・・・」
「あっ、一緒です。で、早めに着いて近江牛すき焼きとかで一杯・・・」
「あははは、わたしもそれ、やってます。」
とか、すっかり意気投合したりして・・・

所用のあったT田さんは午前中で帰られたのですが、午後からは、今回はもと副代表Y崎さんの電気自動車で送迎してもらった澤井代表や、10月ボルネオでも一緒だったS田さんも・・・
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顔を見せてくれました。

ま、せっかくなので・・・
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今年も個人出展いただいたT富さんと記念撮影・・・

この日も翌日も4時閉会だったので4時前には、いったん展示物を片付けました。

と、お向かいの展示ブースでも、いったん展示物を片付けておられました・・・
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ボルネオのワイルドライフ・センターみたいな活動をボランティアでされてるんですね・・・

せっかく片付けておられたので・・・
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わはは、この子で今夜は熊鍋じゃあ!!!

ま、お持ち帰りはかないませんでしたが、楽しい一日でありました・・・

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12月8日9日に開催された京都環境フェスティバル2018のご報告であります。

8日の朝、京都駅の八条口から・・・
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京都女子大学(京女)へ往復している真っ赤な「プリンセス・ライン」へ・・・

ではなく、その隣から出ている「京都らくなんエクスプレス」で・・・
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京セラ本社のお隣にある京都パルスプラザへ・・・
プリンセスラインで京女でもよかったんだけど・・・

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会場であります。

わたくしがお手伝いする「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」の展示ブース。
(N.GKS旧組織名で、今年もT富さんが個人出展して下さいました。)
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前日からN.GKS幹事のT田さんとT富さんが準備してくれてました。

さっそく、わたくしが持参したT富さんデザインのTシャツを追加して・・・
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切り絵作家のT富さんですが、自分が着てた分は奥様に捨てられたとかで不足分をT田さんと持ち寄りました。
そういや、彼は植林ボランティア・ツアー中に洗濯も着替えも一切しませんでしたから、おそらく帰国後のTシャツはひどい状況だったんでしょうねえ・・・

で、テーブル上には、わたくしが持参した地球儀を追加・・・
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そう、これまでの植林地を紹介した地球儀であります。


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上からモンゴル・ウランバートル近郊、内モンゴル自治区・クブチ沙漠周辺、蘭州、ボルネオ島ではサバ州とサラワク州で、これまで20年間23回にわたり現地の子どもたちと一緒に植えてきた植林地です。ちなみにブラジル・ベレン近郊の植林地は地球の反対側なので見えません。

他のブース展示については昨年も紹介してますので気になった分だけ・・・
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ダンボール工作の展示・・・

ガールズ&パンツァー人気からか・・・
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じょしこーせーも興味深げに魅入ってました。

わたくしが長年愛用していたマイアミブルーのワーゲンビートルのスケッチが展示してあったので、
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お話を伺うと、やはりご本人の愛車だったビートルのスケッチだそうで話が弾みました。
関西AFVの会にも参加され「ワールドスケールモデラー」を創刊した楽八さんとも会われたようで、ブース名について尋ねると「航空機ではハインケルhe111が一番好きなので」とのことでした。いやあ、マニアの世界というのは狭いものですね・・・Bf109が専門のマニアもいるし・・・

ま、他にも・・・
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こんなブースもあったのですが・・・

今回、特に興味を惹いたのはこちら・・・
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「未来の昆虫食プロジェクト」のブースであります。

アンケートに答えると試食クイズに参加できるという趣向・・・
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ご覧のとおり、後で正解を見せてくれて、①がカナダ産のコオロギ入り、②がタイ産のコオロギ入り、③がカナダ産のミールワーム入りだったそうですが、粉末で入ってるので全くわかりませんでした。

で、せっかくなので・・・
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粉末ではない昆虫そのままのローストとフライを購入しました・・・

と、さらに9日には会場内のミニステージで・・・
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こんな講演もやってて、けっこう大勢の方が聴き入ってました。

何枚かスライドをご紹介・・・(公開に問題があるようなら削除します。)
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じゅるじゅるじゅる

ちなみに・・・
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未来の給食メニュー???だそうです。

肉や魚、穀物より環境破壊がはるかに少なく、効率的にカロリー補給できる昆虫食は古代から続く、まさに未来の食材、ただし食用に育てられたもの以外は必ず洗って火を通してから、とのことでした。

いっぽう、同じ会場内のワークショップでは・・・
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13:30から「世界の子供たちと植林」と題する講演がありました・・・

ええ、カモ柄シャツを着た怪しいおじさんが動画解説をやってました・・・
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ま、こちらの人影はまばらでしたが・・・

内モンゴル自治区・クブチ沙漠の20年前、10年前、そして今年5月の様子、モンゴル大草原の様子、アマゾン川流域、ボルネオ島サバ州・サラワク州の熱帯雨林の様子と現地の子どもたちとの植林や交流会の風景を20分の動画で紹介し、残り時間で各地域の問題点などを話すつもりでしたが、知識・経験不足と時間不足で、言葉足らずのまま終始してしまいました。
それでも十数人の方々が最後まで熱心に視聴いただいてたので、とてもうれしかったです。ご清聴ありがとうございました。

次回はもう少しまともな説明が・・・できるのだろうか・・・

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「エコプロダクツ2015」3年連続 出展

                         .GKS 幹事 達富 弘之

『エコプロダクツ2015』は平成271210()12() 東京ビッグサイトで開催されました。
本年度はボルネオ島の子供たちの画いた絵画を紹介しました。
マレーシアで環境問題に取り組むオイスカの事務局長が、N.GKSのブースを訪れられるなど、より多くの方々の注目を集めました。
なお、1211日(土)には、N.GKS関東部会の懇親会を開催しました。
池上幹事(関東部会担当)、山中さん、鋸屋さんご夫妻、角田さん、津田さん、達冨で旧交を温め、今後の展望を語り合いました。

.GKSのブースで説明する池上幹事
ngksブース
他のブースを見学する達富幹事
他のブース


「第5回亀岡N.GKS展」を地元の町と共同開催
「第5回亀岡N.GKS展」を平成28213()14()、ガレリア亀岡で開催しました。
初日は山崎副代表、津田幹事も応援参加、達富幹事在住の亀岡市東竪町の環境問題への取り組みと合わせて環境展が展開されました。
.GKSの関係は『ボルネオの子供たちの絵画展』『N.GKS第1次隊から第21次隊までの歩み』を展示しました。
来場者は2日間で約100名でした。

亀岡1
亀岡N.GKS展の会場風景           

2亀岡
親子も多く来場
 

            
達富幹事「IPCCリポート コミュニケーター」登録
達富幹事が気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のリポートコミュニケーターの講習を受講し、平成28年1月26日に環境省地球環境局長より終了証が交付されました。
ipcc
(写真は終了証を手にする達富幹事)

 
IPCCリポート
コミュニケーターとは、IPCCにより作成された「第5次評価報告書」の内容を、広く一般の国民に伝えていく「伝え手」として活動する人々です。(IPCCのホームページより抜粋)


 

       
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第5回 亀岡N.GKS展

                 ガレリア亀岡1階企画室

2月13日(土)―14日(日)

      10:00~17:00

主催 N.GKS 主管N.GKS亀岡
         協力 東竪町文化委員会環境部会 

        第1部

ボルネオの子供たちの絵画展

  N.GKS第21次隊の報告
          第2部
   東竪町文化委員会環境部会
   2015年度の取り組み
プログラム
ガレリア亀岡1階企画室 
13日(土) 映像による環境問題への呼びかけ
14日(日)① 「N.GKS第21次隊の記録」
            ② 「ボルネオ研究・まとめ」
      ③ N.GKS第22次隊のご案内」
      ④ IPPC報告「AR5」で環境問題を考えよう
      ⑤ 東竪町第1回環境講座「地球温暖化防止のため
      できることはなにか?できることを実践しよう」 
      の報告

アクセス
電車・バスでお越しの方
· JR嵯峨野線 亀岡駅から京阪京都交通バスで約10「ガレリアかめおか」下車
· JR亀岡駅からコミュニティバスで約10「ガレリアかめおか」下車
· JR亀岡駅から徒歩20
お車でお越しの方
· 京都方面から:国道9号線加塚交差点から約300メートル(左側)
· 京都縦貫道を利用の場合:亀岡ICから国道9号線へ
· 福知山方面から:国道9号線余部交差点から約300メートル(右側)
· 大阪(池田)方面から:国道423号線を亀岡へ。国道9号線加塚交差点を左折すぐ
駐車台数に限りがありますので、ご来館の際は 公共の交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
N.GKS亀岡 事務局 達富弘之 0771-24-5601
Mail:tatsutomi51@hotmail.com

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