N.GKS(エヌ・ジクス)のblog

海外での植林ボランティア活動を実践するN.GKS(もと緑の協力隊・関西澤井隊)のブログサイトです。

カテゴリ: 環境関連記事

昨日、前回記事でご案内した京都環境フェスティバル2017に行ってきました。

京都駅からREX(らくなんエクスプレス)とゆーバスに乗り・・・
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烏丸通りを南下していくと・・・
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どどーんと、ニンテンドー本社・・・は尻目に殺して・・・


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どどーんと、京セラ本社・・・

・・・の隣にある・・・
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京都ブランドの発信拠点!!!京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)に到着。

さっそく一階にある大展示場へ・・・
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N.GKS(エヌ・ジクス)の前身である「NGO緑の協力隊・関西澤井隊」の過去の活動を紹介するブースを、N.GKSのボルネオ植林ツアーなどで何度も隊長を務められた、切り絵作家の達富さんが個人出展されてたので、わたくしもお手伝いに行ってきた次第・・・

こちらが出展されてた16番ブースであります。
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各ブースには〇✖式のクイズがあって、全ブースを廻って回答するとプレゼントがもらえる!!!とゆー面白い企画になってて、達富さんが出された16番ブースの問題は・・・
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けっこう難しかったようで、「正解を教えて下さい!!!」と話しかけてくる来場者も多かったです。
難問をきっかけに来場者に説明できるというのは、なかなかうまい設問方法ですね。
ちなみに「ビールス」とあるのは「微生物」の意味ですが、正解がわからない方はコメント下さいね。

N.GKS澤井代表の講演時には、ブースに誰もいなくなるので留守番をしてほしいと頼まれてたのですが、それ以外の時間には特にやることもないので、各ブースをふらふらと見学しました。

会場内のミニ・ステージでは・・・
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自然系アイドルグループ!!!「ぽぽっぽくらぶ」のミニ・コンサート!!!とか・・・


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気象予報士・蓬莱大介さんと、お天気キャスター・斎藤雪乃さんの環境トークショーとかが・・・

テーマゾーンでは・・・
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エコカーの展示とか・・・


こちらは・・・
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達富さんの主催する切り絵サークルの展示・体験ブース


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同じく達富さんの所属する自治会環境部のブース


こちらでは・・・
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電気を人力で生じさせるのは、いかに大変な労力かを体験するコーナーとか・・・


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火打石の体験コーナーとかをやっておられました。


ちなみに・・・
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「火打金」を関東の方言では「火打鎌」とゆーそうです。これまで知りませんでした。

まあ、わたくしが留守番しているときには、「こんなのより非常用にはファイアースターターですが、むしろ使い切りライターを持つのが一番確実です。」と説明しておきましたが・・・

以下、さくさくっと一部のブースをご紹介・・・
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官公庁やその外郭団体、企業やその関連団体の出展も多かったですが、ちまちまと活動している我々のような小さなボランティア団体の出展もけっこうありました。

みなさん、それぞれの分野で楽しく実践しておられる雰囲気が伝わってきて素晴らしかったです。そう、自分が楽しめる範囲だけでも、何もしないよりはるかにマシなんですよね、地球環境には・・・

で、第一展示場のワークショップで行われた、
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N.GKS澤井代表による「世界の植林事情」と題した講演。


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ええ、わたくしはこの時、ブースの留守番でしたので、別の会員に撮ってもらった画像ですが・・・

と、今回はブースの留守番をしている間だけでも、多くの来場者や出展者とお話ができました。
環境問題については関心と知識をお持ちの方が殆どでしたが、沙漠や熱帯雨林の現状や現地での植林活動については誤解されておられた方も多かったです。
やはり実際に体験してみて、その経験を踏まえて情報を発信し続けることも大事ですね。



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今年も12月に開催される、京都環境フェスティバル2017のご案内です。

N.GKSとしての出展は諸般の事情により見送りましたが、もと幹事の達富さんが「緑の協力隊・関西澤井隊」として個人で出展、これまでの活動を紹介される予定で、N.GKS澤井代表の講演も予定されておられますのでご案内させていただきます。

開催日時 2017年12月9日~10日(両日とも10:00~16:00)
開催場所 京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)
         同フェスティバル体験・展示ブース

会場へのアクセスや体験・展示ブースの位置などは各リンク先をご覧ください。
(ブースの配置図など一部は本日現在まだ準備中のようです。)

11月29日追記です。
展示位置が京都パルスプラザ1F大展示場の16番ブースに決定したようです。
ご確認ください。

12月5日追記です。
N.GKS澤井代表の講演場所・日時について、達富さんから
「澤井さんの出番は10日午後2:00-3:00がワークショップでの講演です。」
との連絡がありました。ご確認ください。

12月8日追記です。
さらに達富さんからの情報をお知らせします。
「澤井さんの出番は確認できました。10日2:20-3;00です。
会場はメイン会場の隣で40席準備されているということです。」

とのことです。ご確認ください。

また、N.GKS澤井代表の講演の場所や日時等についても本日現在まだ調整中のようですので、開催直前に澤井代表か達富さんへ直接ご確認ください。


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標題の講演会が2017年10月7日に開催されますのでお知らせします。

日時 2017年10月7日(土)13時半(開場13時)
会場 同志社大学志高館(烏丸今出川から北へ徒歩10分)
参加者 100人
参加費 社会人500円 学生無料
主催 世界水フォーラムを考える会
後援 同志社大学ソーシャル・ウェルネス研究センターほか

下記のとおり、当日はN.GKS澤井代表からも「沙漠化した沙漠は緑化できる」
と題する報告があります。

お問合せ、参加申込みは下記の連絡先へ電話・FAX・E-mailでお願いします。
(画像をクリックすると拡大します。)

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第22次隊にも隊員として参加される樹木医のN井さんに、(隊長から無理をお願いをして)
熱帯雨林についての初心者向け学習資料を作成していただきました。
講義用レジュメとして作られたものですが、高校生にもわかりやすい内容ですので、
お許しを得て記事として公開させていただきます。
サイト管理人でもある隊長の編集能力限界により見にくくなってますがご容赦ください。
1から27までありますので、じっくり読んでからボルネオ島の熱帯雨林を見れば、
植林ツアーがさらに意義深いものとなるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
(追記です。末尾に隊長の思いを補足しました。)


熱帯雨林を目の当たりにして考えてみよう 



1

2

3 アフリカ

3


4 アジア



4


5 中南米      

5
 

 6 ボルネオ島

6


7 ボルネオ島の鉄木とフタバガキ科樹木

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8 ボルネオ島のマングローブ林 
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9  ボルネオ島の樹木1

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10 ボルネオ島の樹木2 

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11 ボルネオ島の鉄木の種子と芽生え

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12 ボルネオ島の市場で売られている果物


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13 動物 植物 果物 熱帯雨林の恵み 一部写真は同行者提供
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14 上空から望んだアブラヤシ農園


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15 熱帯雨林の減少


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16 ボルネオ島の雨林減少変化

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17 熱帯雨林はどのように壊れた


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18 植物油の種類 


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19 パーム油は何に使われている


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20 パーム油の取れるアブラヤシ

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21 アブラヤシ農園


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22 プランテーションがもらたしたもの

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23 なくなると何が起こる

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24 世界の温度変化 IPCCの資料から 

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25 気温変化予測とCO2と排出量 IPCCの資料から 



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26 最後に 


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27 何ができる 
IPCCの資料から


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以上です。N井さん、ありがとうございました。
ボルネオ島の森林破壊については単に「アブラヤシやめろ!!!」という問題ではなく、現地の生活と共存できる方策が重要です。
このサイトの「ポテチとゾウさん」記事に隊長の思いを書いていますので、あわせてお読みください。










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前記事では12月のボルネオ関連番組の放送予定を案内しましたが、第22次隊・植林ツアーで行くムル洞窟群そのものを紹介した番組が放送されますので、あわてて追加でお知らせします。

NHK BSプレミアム 11月26日(土)22:30より
「驚き!地球!グレートネイチャー」
密林にひそむ"巨大彫刻"~マレーシア・ボルネオ
 

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11月に続き、現在、参加者と苗木代ご寄付を募集中の第22次隊・植林ツアーをはじめ、N.GKSのボルネオ島サラワク州での活動をお世話いただいている、現地旅行社のN嶋さんがお手伝いされたTV番組が12月にも放映されますのでお知らせします。

番組名「ダーウィンが来た」(サラワク州のカエル第2弾だそうです。)

1211() NHK総合 19:30-20:00

1213() NHK総合 16:20-16:50 (再放送)

同じくN嶋さんがお手伝いされた、上記植林ツアーで訪れる予定のムル洞窟群そのものを紹介したNHK「グレートネイチャー」は7月に放映済みですが、いずれ再放送されると思いますので、こちらもチェックしてご覧ください。

追記です。
次記事で紹介していますが、11月26日(土)22:30よりNHK BSプレミアム「驚き!地球!グレートネイチャー」密林にひそむ"巨大彫刻"~マレーシア・ボルネオで、ムル洞窟群そのものが放映されます。 

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現在、参加者と苗木代のご寄付を募集中の第22次隊・植林ツアーをはじめ、N.GKSのボルネオ島サラワク州での活動をお世話いただいている、現地旅行社のN嶋さんがお手伝いされたTV番組が11月に放映されますのでお知らせします。

11月3日(木) NHK総合 19:30 
「珍獣と暮らしてみないか」

11月7日(月) NHK BS プレミアム  20:00
   ワイルドライフ「ボルネオ島 巨木の森 奇妙なカエルたちの王国に分け入る」

11月14日(月) NHK BS プレミアム 08:00 (上のワイルドライフの再放送)


また、同じくN嶋さんがお手伝いされた、上記植林ツアーで訪れる予定のムル洞窟群そのものを紹介したNHK「グレートネイチャー」は、すでに7月に放映済みですが、いずれ再放送されると思いますので、こちらもチェックしてご覧ください。 

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(期間限定のお知らせ)
2017年3月・第22次隊への参加者・苗木代募集のご案内はこちらです。

とーとつですが、こちらのポテトチップス・・・
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国産「じゃがいも」北海道産「オホーツクの塩」国産「米油」で作られているそうです。


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とーぜん純国産、とーぜんMade in JAPAN・・・


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原料の全てが国産つーのは今の時代、確かに贅沢っちゃあ贅沢ですね・・・


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札幌市西区にあるノースカラーとゆー会社の製品・・・なんですが・・・


こちら・・・
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アジア象ガジャとマレー虎ハリマオと森の人オランウータンの絵・・・
素朴でかわゆいですね・・・あまり似てませんが・・・


で、気になったのは下段の説明文・・・
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パーム油が日本でも大量に消費され、その原産国(主にインドネシアとマレーシア)で、特にここ十数年、アブラヤシ・プランテーションの急速な拡大が深刻な熱帯雨林の破壊に繋がっているのは事実で、それらを原因とする急激な環境の変化が、野生動物の生息地を奪っているのも事実です。

豊かな熱帯雨林で暮らしていたボルネオのゾウさんは、アブラヤシぐらいしか食べ物がなくなってしまい、果樹園を荒らす害獣として多くが殺され、高木で暮らすオランウータンくんは移動も繁殖もできなくなって、今やどちらも絶滅寸前、ほかの動物や植物・昆虫・微生物も含め、地球上の生物種の80%以上が存在するといわれる豊かな生態系を持った本来の熱帯雨林は、今や急峻な山岳地帯か、
たまたま残された河川沿いなど一部にしか残っていませんし、そこでも大きな環境変化が生じてきています。

ただ「熱帯雨林の(恩恵を受けていた)先住民族が、急激な環境の変化により苦しんでいる」とゆーのは、その(部分)だけを捉えると事実なんでしょうが、少なくともわたくしの知るボルネオ島の熱帯雨林では、先住民族を含む多くの人々がアブラヤシ・プランテーションのおかげで、昔よりはるかに豊かになって幸せに暮らしている現実がありました。

地元資本によるプランテーション開発がうまく成功した地域では、村全体が豊かになってましたし、外国資本などで大規模開発された地域でも、収穫や運搬、搾油作業などの現地雇用で現金収入が入るようになり、その不足を補うインドネシアからの出稼ぎも多く来てましたから、原産国全体として、先住民族も含めてアブラヤシ・プランテーションのおかげで幸せになっている、ともいえるでしょう。

そう、すでに何度か書いてますが、重要なポイントはここなんですよね。

少しでも豊かになろうとしている先住民族を含む原産国の人々に「パーム油やめろ!」とは言えませんし、不使用・不買運動も割り箸問題と同じで啓発の機会を与えてはくれますが、抜本的解決にはなりません。

事実、パーム油は畑(裸地)で栽培する大豆油やトウモロコシ油、ヒマワリ油などの植物油(米油も菜種油もこの一種です)に比べると、オリーブ油や椿油と同じ「木」から採る油ですから、一年中裸地になることがない常緑樹という意味では環境にも優しく(ただし日本の稲作は環境自体を変え、今や水田と畑を含む里山環境は貴重な存在となってますが・・・)さらに肥料や農薬は導入するものの栽培から搾油まで地域で自己完結し、数十年は続けて良質な植物性油脂が効率的に入手できるので、パーム油そのものは日本人のみならず、貧しくて最低限の油脂分さえ摂取できずにいた人たちも含む人類全体にとっても、計り知れない恩恵となっています。

だからといって、たとえばボルネオ島をすべてアブラヤシ・プランテーションにしてしまう、といったことが、人類全体にとっても地元にとっても本当にいいことなのか、パーム油の恩恵を否定するのではなく、人類にとっても貴重な熱帯雨林と共存していく方法はないのか、という問題なのですね。

パーム油不使用を謳うのも啓発としてはいいのかも知れませんが、やはり自然との共生のために今後なすべきことは、
「開発する際は秩序ある開発(自然林やゾウさんウータンくんの道を残すなど)に誘導していく。」
「乱開発され放置された地域は部分的にでも植林して熱帯雨林として再生、混農林業(アグロフォレストリー)や観光でも暮らせるようにする。」
「パーム油が割高になる分は、フェアトレードをはじめ国際的な企業の協力と個人の支援で補う。」
「原産国の政府や州政府は、強力な行政権限で企業や地元を指導・誘導していく。」
といった方向への地元合意を得る努力と、そのための支援ではないでしょうか・・・

このために我々が個人としてできることは、
「少なくともパーム油(を利用した製品も含む)の無駄買い・無駄遣い・廃棄はしない。」
「フェアトレードで高くなる分は受け入れ、できるだけそちら(の製品)を購入する。」
「アグロフォレストリー産物の利用やエコツーリズム観光などを大いに楽しむ。」
ボルネオ保全トラスト・ジャパン
などの活動に協力する。」
といったことでしょうか・・・

もちろん、もっと身近な活動に直接参加できれば、それに越したことはありませんね。
記事冒頭にある第22次隊ツアー
に参加したり苗木代を寄付したりとか・・・

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今回は「森林ジャーナリスト」田中淳夫氏の著書を三冊ご紹介させていただきます。

まずは・・・
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「森と日本人の1500年」2014年10月15日初版発行の平凡社新書であります。

例によって目次だけご紹介(問題があるようなら削除しますので連絡をお願いします。)
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氏の著書は本のタイトルや各項のタイトルに「・・・常識の嘘」本や、「買ってはいけない・・・」本みたいに、えっ???となるものが多いのですが、さすがにご自分で「森林ジャーナリスト」を称されるだけあって、これは専門外の読者も惹きつけるためのものでしょう。

内容そのものは現地踏査や文献資料、専門知識を活かして素人にも分かりやすく書かれた「入門書」で、著者の主張もあるものの、素人が環境問題をセンセーショナルに煽るだけの本とは一線を画しています。

同著にあった著者の略歴であります。
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第一章では、我々の親しんでいる日本の森や里山が決して不変のものではなかったこと、

第二章では「都づくり」で「日本の林業」が定着したものの、戦国時代には伐り尽くされて荒廃し、江戸時代に入っても全国規模での植林はなく、幕末から明治にもっとも森が荒廃していたこと、

第三章では明治以降の紆余曲折で大部分が国有林となって、しかも井上馨と大久保利通の権力争いで、たまたま払い下げられずに残り、独仏よりは遅いが英米よりは早く治水三法(河川法・砂防法・森林法)が制定され、吉野林業とドイツ林学をお手本にようやく全国的な森の育成がはじまったことなど、

第四章では戦後の荒廃から木材の高騰、スギ・ヒノキの単一植林から外材の輸入、ゴルフ場開発などで、細々と残っていた混農林業(アグロフォレストリー)の消滅、間伐さえ反対する無知な自然保護運動の台頭、その後の「草刈り十字軍」など森林ボランティアの誕生から今後の日本の森のあり方まで・・・

ざっと紹介するとこんな感じですが、どの項でも事実や文献資料などがわかりやすく紹介されてて、まさに「入門書」としてふさわしい内容でした。

著者の主張を裏打ちするといったやり方ではなく、歴史上の一般的にはあまり知られていない事実が客観的に紹介されてるので、「この項ではいったい何が言いたかったの???」と感じることもありましたが、これも入門書としては、むしろふさわしい態度といえるでしょう。

知らなかったことも多く、あらためて森と日本人の「キレイゴト」ではない歴史が理解できましたし、日本の林業史を素人が概観するにもちょうどいい一冊でした。

で、こちら・・・
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「割り箸はもったいない?」2007年5月10日初版のちくま新書であります。
表紙に書かれているとおり、割り箸追放運動やマイ箸ブームが加熱する世相に一石を投じたもの・・・

やはり目次のみのご紹介であります。
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目次だけ見ても想像していただけると思いますが、当時わたくしが考えていた割り箸の是非論について、専門家の立場でうまくまとめてくれてて、わたくしこの本で著者の存在を知った次第。

ただこの著書を読む前から、ロシアやモンゴルの原生林を回復不能なまでに皆伐したシラカバなど(のごく一部)が、今の日本の割り箸のほとんどすべてであることは知っており、わたくしキャンプ宴会では数十年前からメラミン食器と竹製割り箸の使い回し、今でも割り箸の大量使い捨てには否定的なんですが、使い捨てからモッタイナイへの環境教育や企業のキャンペーンなら、他にやることがいっぱいあるのに割り箸を大々的に取り上げている風潮には、なんとなく疑問を感じてました。

著者自身は割り箸が大好きだそうでタイトルなどはまたまた「喫煙は有害?」みたいにセンセーショナルなんですが、大部分の内容は割り箸を通じて、本来の木材の使われ方、森と人との関わり方について、無知による誤解を解こうとする客観的事実の記載でした。

環境教育や企業のイメージアップの一環として行われていた「割り箸追放運動」や「マイ箸」ブームが、独りよがりな環境保護論者の免罪符になっていることへの反論だったともいえるでしょう。

たとえば1989年からの割り箸追放運動のきっかけは1986年にWWFがボルネオ・サラワク州の熱帯雨林破壊に警告を発したことと、1989年4月のWWF内部レポートに割り箸批判が掲載されたこと、当時バブル絶頂期だった日本が熱帯雨林の木材の3割以上を輸入していたことなどが重なり、バブルや大量消費生活への批判が「割り箸追放」に集中して、自治体や企業も加わり急速に展開していったが、事実としては1990年に最も多く輸入されていた割り箸材はインドネシア産の松ヤニを採取した後の(植林された)松で熱帯雨林に自生していたものではなく、輸入量も全体の0.3%以下だったと説明されています。

さらに今や割り箸のほとんどが中国製で「割り箸が中国の森林を破壊している。」との批判には、この本が出版された2007年時点でも1998年夏の長江大洪水以降、中国では国家規模での植林(これには我々日本のNGOの活動もあったことも書かれています。)と伐採禁止の施策を実施しており、すでに生長量が消費量を上回っていること、さらには中国の国内で伐採できなくなったこともあり、安価なロシアやモンゴルのシラカバ原生林が皆伐されているが、今では加工技術が発達しており合板材料などに全てが使えるので、割り箸利用を止めても森林保護には殆どつながらないし、実際に割り箸用として使われるのは0.1%以下であるとしています。

もちろん原生林が回復できないほど過度に皆伐されている事実は大きな問題として書かれてましたが、こちらは「割り箸にも使えるから皆伐する。」のではなく、「単にコストが安いから皆伐する。」という効率の問題なんでしょう。わたくしは当時、割り箸用は付加価値が高いと思ってましたが今はどうなんでしょうね。
ちなみにロシアでも(2007年執筆時点でも)伐採規制はかなり厳しくなっていたそうです。

他にも1940年に軍の情報局長が軍用木材不足から「割り箸不要論」を提唱したが、木材として使えない端材の有効利用であることが分かって撤回したことや、同年に大阪市役所の職員が中心となって「箸を持って歩く会」が結成されており、「マイ箸」運動が戦前から割り箸追放とセットものだったこと、東京、ソウル、北京とアジアでオリンピックが開催される都度、その国の衛生当局が飲食店に割り箸を奨励し普及していったことなど、知らなかった話も多く興味深く読めました。

ま、結論的には、森林資源の使い捨て見直しをいうなら、世界的には薪や炭など燃料としての使用だし、日本ではパルプ(紙コップや紙皿やティッシュ、過剰包装など)としての大量の使い捨て消費であり、割り箸は規模も小さく環境への影響も少ないうえ、割り箸を否定すれば「もったいない」が前提の日本の林業の(端材商品の)最後の砦を失うことになり、日本の林業そのものが壊滅しかねない、日本では人工林を無駄なく活用する林業の発展こそが森林環境にとっても最重要、逆に世界的には熱帯雨林や亜寒帯では過剰伐採が進んでおり、どうしても森林環境保護イコール伐採禁止となるが、ヨーロッパでは森林環境に配慮した(持続可能な)木材生産システムで伐採量が急増しているのに森林面積は増えており、世界的にも森林認証による林業での環境保護が有効といったことでした。

こちらも「・・・常識のウソ」本みたいなタイトルですが・・・
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「日本人が知っておきたい森林の新常識」であります。
2011年11月9日初版発行で洋泉社刊、こちらは奥様が図書館で借りてきたもの・・・

こちらも目次のみ紹介させていただきます。
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各項目も「・・・常識のウソ」本そのもので、なかなかセンセーショナル・・・

内容は環境問題をある程度(客観的に)理解している人から見れば「常識」の範疇なんでしょうが、知らない人や誤解していた人たちから見ればまさに「新常識」で、啓発書としてもよくできています。

たとえば、最初の「森は二酸化炭素を吸収しない」とゆー項目・・・
生長する樹木が光合成で吐き出す酸素量と呼吸で使う酸素量の比は一般的に2対1とされている、ところが森に棲む(主に菌類など)他の生物が呼吸で使う酸素量が1とされてるので、森全体としては酸素を自給自足していることになり、これは二酸化炭素量についても同じ、といった内容。

で、温暖化防止に役立つ森とは、二酸化炭素をもっと活発に吸収し、酸素をもっと活発に吐き出す木、つまり生長中の若い木だけの森なので、原生林の老木や巨木は切り倒してどんどん植え替えましょう、さらに伐った巨木は燃やしたり腐らせると二酸化炭素を出すので木材や炭として(腐らないように)手間暇かけて置いておくしかないですね・・・
さて、地球の将来に危機感を持つ(活動家の)みなさんは、巨木の伐採にも賛成してくれるかな・・・といった皮肉な感じの導入部なんですが、もちろん原生林の有用性を否定しているわけではなく、森林は温暖化防止に役立つから保護すべきといった一元的な保護論への警鐘で、あらためて指摘されると、なるほどと感心させられます。

次の「森に水源涵養機能はなかった」も、山の貯水能力は主にその山の母岩の性質で決まることがすでに証明されてますよ、森林が作り出すわけではなかったんですよ、ひひひひ・・・といいつつ、洪水(流量)調節機能や土砂流出防止機能などは、やはり森林が持っている人間にも重要な機能、だから水源涵養のためなどと単一的な見方だけで原生林や人工林のあり方を考えないように、というふうに、すべての項目がそれぞれの問題提起になっているのがポイント。

第二部では「人による森の異変」が述べられ、里山とゴルフ場の生物多様性などの人為による近似性や、ボルネオやアマゾンの熱帯雨林、さらには縄文時代の三内丸山の自然も人為的なものだったこと(三内丸山については過日NHKの「アジアの巨大遺跡」特集で、農耕をせずに5000年以上も栄え続け、結果的には農耕により栄えた四大文明よりもはるかに持続性があったことに、今世界中が注目していると紹介されてましたね。)など、興味をそそる話題が多かったですが、今ようやくアグロフォレストリーが注目されているものの、これらは人類が太古から自然破壊を繰り返してきたということではなく、もともと人為そのものが自然の一部だったという結論。
そういえばモンゴルの大草原も人間が適度に遊牧することによって1000年以上、豊かな草原環境が維持されてきたのが、最近は過放牧や採掘による森林伐採などで草が短くなり荒漠地化が進んでますが、人間による放牧が少なすぎても草の種類や量は減少するんでしたね。

第三部は日本の林業と森との関係、木曾や吉野など一部を除き1950年代までの大部分の林業は薪や炭としてのエネルギー供給が大部分で木材供給はあくまで臨時収入だったこと、戦後の木材の高騰で単一植林が爆発的に増えたものの、その後の外材輸入で一度も収穫されることなく放置されている人工林も多く、エネルギーも石油に変わったので薪や炭としての需要もなくなり多くの雑木林を含む人工林が荒れ放題になっていること、素人の森林ボランティアが雑木林などを手入れした場合、大木を残すので森が「少子高齢化」しがちなこと、日本の伝統的林業の殆どは焼畑から誕生したアグロフォレストリーで、昔はあらゆる段階の木材や枝葉まで無駄なく商品化できたが、今はマグロの大トロだけ食べて残りは捨てているようなもの、「安い外材のせいで国産材が売れなくなった。」は嘘で、国産材が安定供給できず補助金漬けで新商品開発や生産性の向上もできなかったことが林業不振の原因など、こちらでは著者の指摘する問題点やその原因などが述べられています。

新月伐採やマイナスイオン商品、ケナフ栽培などは環境保護のニセ科学として、けちょんけちょんにこき下ろしてましたが、最後は2004年に北海道で誕生した、あらゆる機会を通じて樹木に親しむようにする「木育」の発展や、人類の自然への「寄生」から、自然との「共生」や「共進化」といったキーワードで締めくくられてました。

三冊とも林業あるいは混農林業(アグロフォレストリー)が環境問題を考える際には最重要という観点が貫かれていますが、独りよがりな環境保護論者への批判からか、どちらかといえばシニカルな書き方もあり、研究者の書く入門書とはちと異なりますが、ご本人もこの著書のあとがきに書かれているように「森林ジャーナリストとしては、自然科学の目だけでなく、かといって産業としての林業の情報を追いかけるだけでもなく、森林とそれに関わる人々の両方を見つめる視点が重要」なんでしょうね。

いずれの著書も、わたくしのような素人の入門書として、わかりやすい好著でした。


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記事タイトルの講演会に参加してきました。
会場は京都・上賀茂にある総合地球環境学研究所の講演室・・・
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京都・上賀茂なんてひさしぶりで、いろんな施設ができてるんですねえ・・・

おおっ、こっち、こっち・・・
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じつはわたくしの参加している植林ボランティア団体N.GKSの代表も講演するため、
そのお手伝いを兼ねて・・・

はじめは、嘉田良平氏のお話・・・
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フィリピン・マニラ郊外のラグナ湖から、前日の深夜に帰国されたばかりだそうで・・・
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実際にラグナ湖に流れ込む水系で、現地の人たちとともに、上流から下流まで総合的に調査し、やはり現地の人たちと一緒になって様々な取り組みをされておられ、フィールドワークに裏打ちされた、まだまだ貧困に苦しんでいる現地の人たちのことも充分踏まえた上でのお話は、わたくしのような素人にもとてもわかりやすく、現地の実情も知らず食の安全を叫んでる連中より、はるかに説得力がありました。

まあ、わたくしがもっとも共感したのは・・・
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「食」とは楽しいこと、とゆーことでしたが・・・

この後、ドイツをお手本に10年かけて、日本の自治体に「環境首都コンテスト」を根付かせてこられた「環境市民」代表理事の杦本育生氏のお話、続いてわたくしの参加している植林ボランティア団体N.GKS代表の話があり、いずれも長年の実践があるだけに説得力がありました。

三氏の講演の後は、コーディネーターをされた同研究所の副所長、主催者である京都生涯教育研究所の所長も交えての質疑応答などがありました。
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参加者も学生から研究者、我々のようなボランティアと幅広く、なかなか有意義でした。

で、終了後は嘉田氏の研究室で有志による打ち上げ、氏のフィリピンみやげのおつまみなんぞもいただいた・・・のですが、あいにくとわたくしはクルマ、ええ、ノンアルコールビールに終始しました・・・ううっ
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