今回ツアーの主な目的は、サラワク州では現地の子どもたちとの共同植林と自然や文化の体験、サバ州では国立サバ大学・熱帯生物保全研究所との意見交換と自然や文化の体験。
ま、わたくしにはショクリンツアーより、いつもショクヨクツアーなんですが・・・
10月30日の朝に関西空港に5名、成田空港に3名が集合し、それぞれ別便にて、
まずはマレー半島にあるクアラルンプール空港を目指します。
機内では、ま、恒例により・・・
バティック姿の客室乗務員おねいさん画像とか・・・
スナックとビールの画像とか・・・
昼食とビールの画像とか・・・
同・完食画像とか・・・
を撮ったり、ターミネーターやジュラシックパークの最新作を見たりしてると・・・
巨大なクアラルンプール空港に到着・・・
今回はフライトの遅れもあり空港で遊ぶ時間はなかったのですが、ま、ふらふらと・・・
ええ、なにせ左足首の骨折リハビリ中なもんで、今回は車椅子で・・・???
ちなみに介助してくれてたのは今回最年少のS田隊員・・・
???
じつは今回も「空飛ぶ車椅子」活動をされてる隊員のお世話で2台を運んだのですが、
T富隊長も実際に左足を痛めておられ、1台は空港でも使えるように手配した次第。
マレーシア航空では車椅子は託送荷物の総重量にカウントしないとのことでしたが、
扱いは航空会社によってそれぞれ異なるようですね。
工業高校などで無償再生された車椅子を、団体などの託送重量枠を利用して無償で運び、車椅子が不足する国々に届ける「空飛ぶ車椅子」活動、今回も無事お役に立てました。
で、成田組と合流して国内便に乗り換え、ボルネオ島西部のクチンまで・・・
チキンorシーフードの軽食が出ましたが国内線にアルコール類は一切なし・・・
そう、マレーシアは基本的にイスラム国家なんですね。
と、すでに夜になってたクチン空港に到着・・・
サラワクでお世話になる現地旅行社のN島さんとひさしぶりの再会を果たし、
10人乗りハイエース2台で荷物と隊員をホテルまで送ってもらいました。
「いやあ、いつもブログを見てますよ、立ちゴケで骨折されたんですねえ・・・がははは
クチンでも本格ロードバイクに乗る人が激増してますが世界的なブームでしょうか。」
「わたくしもその一人かも、まあ立ちゴケで骨折する人はいないでしょうが、ううっ」
N島さん(以前の記事ではずっとN氏でしたが、サバ州でお世話になってる現地旅行社の社長もN氏なので、ご本人と話して今後はN島さんとして登場していただきます。)によると、ここ数週間のクチンは、あちこちで発生した山火事の煙害でずっともやってて、数日間続いた雨でようやく沈静化してきたとのこと。
植物が専門のN井隊員からも、泥炭層などで100㎡以上の山火事になると消火は困難とのことで、原因は雷などによる自然発火なのか火の不始末なのか、はたまた農園の労働条件に不満を持つ、出稼ぎなどの組織的な仕業なのか、本来雨期なのに異常気象でずっと乾燥が続いてたことも拡大した原因のようで、いずれにせよ、これまでにない大規模な山火事が続いていたようです。
ちまちまと植林しても人による山火事や紛争が起こればすべてはおじゃん、また一からのスタートになります。逆に豊かな森があれば人も豊かになって貧困が原因の紛争も減るはずなんですが、ま、ちまちまとやっていきましょう。
と、植林にも参考になる山火事のお話を聞いてるうちにホテルに到着・・・
「で、夕食はどちらへ・・・じゅるじゅる」
「って、さっき機内食を食べたばかりじゃないですか、誰もお腹なんか空いてませんよ、ええ、98kさん以外は・・・」
「うぐぐぐ、だってあれは軽食だったしビールもなかったし・・・ぶつぶつぶつ・・・」
と、近くのお店を教えてもらい、夜の街へ買い出しに行ってきました・・・
わははは、幸せじゃあ・・・
ちなみにこの屋台のハンバーガー、ビーフ系の中では一番お安い2.2リンギットのやつでしたが、とても旨かったです。日本円では70~80円ぐらいですが300円はしそうなバーガーでした。
ただN島さんによると、このバーガーも随分値上がりしたとのことで、一番お安いエッグバーガーでも、ずっと1リンギだったのが今は1.8リンギになってるとか・・・
で、現地の収入感覚ではリンギにゼロを二つ足す、つまり2.2リンギなら日本でいえば220円の感覚だそうで、それなら何となくわかる気がしました。
コークやカップ麺が1リンギで34円なら安いと思ってましたが、現地の収入感覚では100円程度、ま、そんなもんなんでしょうね。
ちなみにこちらの缶ビールは1本4リンギで日本と変わらず、現地の感覚では400円程度ですから、やはりアルコール類はかなり割高になってますね・・・
ちなみにビールはおなじみのタイガーとトリオ・スタウトにしました。
さらにわたくしが関空で買ったおなじみシーバスリーガル500ccペットなんぞを・・・
同室のT田隊員が持参されてたおつまみで・・・いやあ、日本の味もなかなか・・・
と、クチンの夜は更けていき・・・
翌31日の朝であります。
ホテルの窓からの様子。
早朝から物凄いスコールで雷も鳴ってました・・・
で・・・
つつましい朝食画像・・・
と・・・
同・完食画像・・・ま、何回かおかわりはしましたが・・・げふっ
朝食後はクチン近郊(といっても100km以上ある)サバル森林保護区を目指します。
この時間に熱帯雨林の現状について、樹木医であるN井隊員から講義を受けます。
地図やグラフの付いた詳しいレジュメを用意いただき、熱帯雨林が減少している状況やその背景、その人類への影響などについて、わかりやすくご講義いただきました。
(この時のレジュメのデータとメモが手元にあります。個人用ですがご興味のある方はご一報ください。ご本人と相談の上、問題がなければ提供させていただきます。)
ちょうど講義が終了した、行程半ばのスリアンで・・・
トイレ休憩をかねてマーケットに立ち寄りました。
青竹はコメや野菜、果物などを蒸し焼きにするためのもの、セット販売なんですね・・・
まだ朝なので魚介類も豊富に並んでました。
市場へ行くと、その地方の暮らしぶりが一番よくわかりますね。
こちらは市場に併設されてる食堂街・・・
ナシはご飯、ミーは麺、アヤンは鳥、ゴレンは焼き物、それにスープもわかるな・・・
こちらが・・・
T富隊長差し入れの「特価・熟れ過ぎバナナ」・・・
ふつーバナナは加熱調理用で青いままなんですが、こちらは甘く熟れてました。
こちらは・・・
料金2セントの有料トイレ、内部もなかなかきれいでした。
やはり併設のガソリンスタンド・・・
とーぜんペトロナス石油でした・・・
次回サバル森林保護区での現地の子どもたちとの植林と交流会に続きます。