N.GKS(エヌ・ジクス)のblog

海外での植林ボランティア活動をしていた団体N.GKS(エヌ・ジクス)のブログサイトです。 (2020年8月25日よりURLをhttp://からhttps://に変更しています。)

カテゴリ: 21次隊・ボルネオ

前回記事のとおり、N.GKS第21次隊・ボルネオ植林ツアーに行ってきました。

今回ツアーの主な目的は、サラワク州では現地の子どもたちとの共同植林と自然や文化の体験、サバ州では国立サバ大学・熱帯生物保全研究所との意見交換と自然や文化の体験。
ま、わたくしにはショクリンツアーより、いつもショクヨクツアーなんですが・・・

10月30日の朝に関西空港に5名、成田空港に3名が集合し、それぞれ別便にて、
まずはマレー半島にあるクアラルンプール空港を目指します。

機内では、ま、恒例により・・・
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バティック姿の客室乗務員おねいさん画像とか・・・


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スナックとビールの画像とか・・・


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昼食とビールの画像とか・・・


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同・完食画像とか・・・

を撮ったり、ターミネーターやジュラシックパークの最新作を見たりしてると・・・

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巨大なクアラルンプール空港に到着・・・


今回はフライトの遅れもあり空港で遊ぶ時間はなかったのですが、ま、ふらふらと・・・
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ええ、なにせ左足首の骨折リハビリ中なもんで、今回は車椅子で・・・???
ちなみに介助してくれてたのは今回最年少のS田隊員・・・

???

じつは今回も「空飛ぶ車椅子」活動をされてる隊員のお世話で2台を運んだのですが、
T富隊長も実際に左足を痛めておられ、1台は空港でも使えるように手配した次第。
マレーシア航空では車椅子は託送荷物の総重量にカウントしないとのことでしたが、
扱いは航空会社によってそれぞれ異なるようですね。

工業高校などで無償再生された車椅子を、団体などの託送重量枠を利用して無償で運び、車椅子が不足する国々に届ける「空飛ぶ車椅子」活動、今回も無事お役に立てました。

で、成田組と合流して国内便に乗り換え、ボルネオ島西部のクチンまで・・・
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チキンorシーフードの軽食が出ましたが国内線にアルコール類は一切なし・・・
そう、マレーシアは基本的にイスラム国家なんですね。

と、すでに夜になってたクチン空港に到着・・・
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サラワクでお世話になる現地旅行社のN島さんとひさしぶりの再会を果たし、
10人乗りハイエース2台で荷物と隊員をホテルまで送ってもらいました。

「いやあ、いつもブログを見てますよ、立ちゴケで骨折されたんですねえ・・・がははは
クチンでも本格ロードバイクに乗る人が激増してますが世界的なブームでしょうか。」
「わたくしもその一人かも、まあ立ちゴケで骨折する人はいないでしょうが、ううっ」

N島さん(以前の記事ではずっとN氏でしたが、サバ州でお世話になってる現地旅行社の社長もN氏なので、ご本人と話して今後はN島さんとして登場していただきます。)によると、ここ数週間のクチンは、あちこちで発生した山火事の煙害でずっともやってて、数日間続いた雨でようやく沈静化してきたとのこと。

植物が専門のN井隊員からも、泥炭層などで100㎡以上の山火事になると消火は困難とのことで、原因は雷などによる自然発火なのか火の不始末なのか、はたまた農園の労働条件に不満を持つ、出稼ぎなどの組織的な仕業なのか、本来雨期なのに異常気象でずっと乾燥が続いてたことも拡大した原因のようで、いずれにせよ、これまでにない大規模な山火事が続いていたようです。
ちまちまと植林しても人による山火事や紛争が起こればすべてはおじゃん、また一からのスタートになります。逆に豊かな森があれば人も豊かになって貧困が原因の紛争も減るはずなんですが、ま、ちまちまとやっていきましょう。

と、植林にも参考になる山火事のお話を聞いてるうちにホテルに到着・・・

「で、夕食はどちらへ・・・じゅるじゅる」
「って、さっき機内食を食べたばかりじゃないですか、誰もお腹なんか空いてませんよ、ええ、98kさん以外は・・・」
「うぐぐぐ、だってあれは軽食だったしビールもなかったし・・・ぶつぶつぶつ・・・」

と、近くのお店を教えてもらい、夜の街へ買い出しに行ってきました・・・
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わははは、幸せじゃあ・・・

ちなみにこの屋台のハンバーガー、ビーフ系の中では一番お安い2.2リンギットのやつでしたが、とても旨かったです。日本円では70~80円ぐらいですが300円はしそうなバーガーでした。
ただN島さんによると、このバーガーも随分値上がりしたとのことで、一番お安いエッグバーガーでも、ずっと1リンギだったのが今は1.8リンギになってるとか・・・
で、現地の収入感覚ではリンギにゼロを二つ足す、つまり2.2リンギなら日本でいえば220円の感覚だそうで、それなら何となくわかる気がしました。
コークやカップ麺が1リンギで34円なら安いと思ってましたが、現地の収入感覚では100円程度、ま、そんなもんなんでしょうね。
ちなみにこちらの缶ビールは1本4リンギで日本と変わらず、現地の感覚では400円程度ですから、やはりアルコール類はかなり割高になってますね・・・

ちなみにビールはおなじみのタイガーとトリオ・スタウトにしました。

さらにわたくしが関空で買ったおなじみシーバスリーガル500ccペットなんぞを・・・
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同室のT田隊員が持参されてたおつまみで・・・いやあ、日本の味もなかなか・・・

と、クチンの夜は更けていき・・・

翌31日の朝であります。
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ホテルの窓からの様子。

早朝から物凄いスコールで雷も鳴ってました・・・

で・・・
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つつましい朝食画像・・・

と・・・
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同・完食画像・・・ま、何回かおかわりはしましたが・・・げふっ

朝食後はクチン近郊(といっても100km以上ある)サバル森林保護区を目指します。

この時間に熱帯雨林の現状について、樹木医であるN井隊員から講義を受けます。
地図やグラフの付いた詳しいレジュメを用意いただき、熱帯雨林が減少している状況やその背景、その人類への影響などについて、わかりやすくご講義いただきました。
(この時のレジュメのデータとメモが手元にあります。個人用ですがご興味のある方はご一報ください。ご本人と相談の上、問題がなければ提供させていただきます。)

ちょうど講義が終了した、行程半ばのスリアンで・・・
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トイレ休憩をかねてマーケットに立ち寄りました。


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青竹はコメや野菜、果物などを蒸し焼きにするためのもの、セット販売なんですね・・・


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まだ朝なので魚介類も豊富に並んでました。

市場へ行くと、その地方の暮らしぶりが一番よくわかりますね。

こちらは市場に併設されてる食堂街・・・
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ナシはご飯、ミーは麺、アヤンは鳥、ゴレンは焼き物、それにスープもわかるな・・・



こちらが・・・
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T富隊長差し入れの「特価・熟れ過ぎバナナ」・・・

ふつーバナナは加熱調理用で青いままなんですが、こちらは甘く熟れてました。



こちらは・・・
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料金2セントの有料トイレ、内部もなかなかきれいでした。


やはり併設のガソリンスタンド・・・
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とーぜんペトロナス石油でした・・・

次回サバル森林保護区での現地の子どもたちとの植林と交流会に続きます。

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前回記事からの続きであります。

10月30日の夜になってマレーシアボルネオ・サラワク州クチンに着いた21次隊は、
翌31日の朝にはホテルを出発、スリアンでのトイレ休憩とマーケット見学をはさんで、
サラワク州森林局の管理するサバル森林保護区の植林基地までやってきました。

いよいよ現地の子どもたちと一緒に植林と交流会であります。

今回集まってくれたのはテラグス小学校の5年生と6年生約40名と父兄、先生たち・・・
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さっそく全員に持参したオリジナルTシャツを着てもらいました。
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このTシャツは2013年植林の際と同じものですが、事前の除草や穴掘りから看板や
タープ設置などの準備をしてくれてた先生や父兄、森林局スタッフにも着てもらい・・・

カラーコピーで丁寧に作ってくれてた当日のプログラムブックをいただいて・・・
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ちなみに参加者全員の名簿入りでした。


まずはサラワク州森林局・担当者のご挨拶から・・・
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つづいて、こちら側からはT富隊長の挨拶・・・
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記念にT富隊長作品の切り絵カレンダーや色紙をプレゼントして・・・
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いよいよ現場へクルマで移動して、子どもたちとの植林であります。


2010年1月に来た際には、足首まで泥に埋まっていた植林地への進入路は・・・
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きれいに舗装されてました。


まずは広場に全員が集合して・・・
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手前にあるのは森林局植林部副部長用の列で、植え方のお手本にします。


で、後方の両国国旗に挟まれた看板には・・・
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今回の趣旨が書かれてました・・・財団の団の字が旧字になってますね・・・


で・・・
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森林局のスタッフがマレー語で説明しながら植え方のお手本を示します。


隊員一人に数人の子どもと大人一人が付き、それぞれ各列に移動して植林開始・・・
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といっても、事前に下草を刈り穴を掘ってくれてるので・・・


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苗木のビニールを外して肥料を撒いて埋戻し、周囲にも肥料を撒いて水をかけるだけ。
今回わたくしの列に付いてくれたのは男の子3人とそのうちの一人のお父さんでしたが、
よく見ると、お父さんの両腕にはイバン族伝統の刺青がありますね。


苦労して準備してくれてたので、ほんとに楽な植林作業なんですが・・・
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雨水が入り過ぎて根腐れしないよう、しっかりと踏み固めておく必要があります。
このあたり、雨水が溜まるように工夫する沙漠での植林とは逆ですね・・・

一列20本ですが、奥の10本はあらかじめ植えてくれてるので作業はたちまち終了。
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わたくしに付いてくれたメンバーと記念撮影であります。

わたくし(に付いてくれた子どもたち)が植えた列・・・
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今回植えたのはジャングルにもともとあったエンカバン(沙羅の木)で、
成長すると実から良質な油が採れます。

現地旅行社N島さんによると、ここサバル保護区では地元住民と一緒になって、
最終的にはアグロフォレストリー(混農林業)を目指しているとのことでした。

もともとあった樹種を植林して熱帯雨林を再生・保全しつつ、その恵みも利用して、
その中で持続可能な範囲で農業も行うことによって豊かな暮らしと熱帯雨林の保護を、
両立させようというアグロフォレストリー農法は、理屈上はもっと小規模な単位でも、
行うことが可能なんでしょうが、それだとどうしても経済効率優先になりがちなので、
まずは森林局など行政と我々のような国際的な支援のもとに組織的に行うことが、
安定した収入を得るまでは必要不可欠なんでしょうね。

わたくしの列のすぐ近くを流れてた小さなスンガイ(川)・・・
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英語風大阪弁でお父さんに訊いたら、今はお魚もけっこう獲れるそうです。じゅるじゅる

で、今回参加できなかったN.GKS代表やその他支援いただいた方々の分の列も含め、
十数列で約300本の植林作業がすべて無事に終了・・・
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全員で記念写真であります。

ちなみに今回のN.GKS横断幕は、うちの奥様が出発前夜にあわてて作ったもの、
ええ、
今年三月の20次隊ツアーから持ち帰った横断幕が見つからなかったとか・・・

再び植林基地まで戻り・・・
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待ちに待った昼食であります・・・じゅるじゅる・・・


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仕事の後のお弁当はおいしいなあ、ばくばく、全部子どもたちが植えたんだけど・・・

「98kさん、まだおかわりありますよ。」と、N島さんが声をかけてくれたのですが、
さすがに子どもたちの目の前で取りに行くわけにもいかず、ま、あとでこっそり・・・

昼食後は交流会で、まずは現地の子どもたちが描いた絵の中から優秀作品を発表。
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で、最優秀作品に選ばれたのがこちら・・・
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って、じつはこれ、先生が描いたものだったのですが、ま、いいかとゆーことで、


これを描いた先生にもT富隊長の切り絵作品をプレゼント!!!
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続いて、日本の子どもたちが木をテーマに描いた作品も紹介しました。
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こちらは京都府で最優秀に選ばれた作品ですがセーラームーンとかの影響でしょうか、
日本のセーラー服が登場する作品には会場から一斉に歓声が上がってました。

次は「空飛ぶ車椅子」活動もされてるT田隊員からの鉛筆のプレゼント・・・
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今回は2400本を持参されたそうで、知り合いの鉛筆工場で廃棄物として処分されてた、
塗装不良などで商品にできないものを譲り受け、選別整理して持参されているとのこと、
ご自宅に十数台の鉛筆削り器を設置して、削ってすぐに使えるようにしてから世界中の
子どもたちに届けておられるとか・・・
なにせ何万本も削るので、鉛筆削り器がすぐに駄目になりますと笑っておられましたが、
なかなか簡単にできることではありません。

「1本で七色に変化する鉛筆」も数百本持参されてて、これには子どもたちも興味津々。
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実演には、たちまち人だかりができてました。

で、次はわたくしもプレゼンターになり、
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奥様の知人から支援いただいた「岸和田だんじり」タオルを一人一人にプレゼント!!!

父兄やスタッフの分もあって、T富隊長が「タオル鉢巻」の巻き方を伝授しました。
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次は森林局スタッフから隊員一人一人に「植林証明書」の授与式・・・
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だんじりタオルや鉛筆など、ご支援いただいた方々の分も各自代理でいただきました。


子どもたちからは、お返しに歌のプレゼント!!!
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さっそく「タオル鉢巻」をしてる子どもたちもいますね!!!


この後は隊員たちも全員舞台に上がり、(S田隊員提供画像)
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一緒にマレー語と日本語で「幸せなら手をたたこう」を大合唱して、
すべてのスケジュールが終了。


今回は子どもたちから先に小学校に戻ることになりました。
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中には近所の子でしょうか「お父さんのクルマで帰る!」とグズる子もいましたが・・・


                                                                (S田隊員提供画像)
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ありがとね!!!ティリマカシー!!!
また会おうね!!!ジュンパラギ!!!
って、基本的にスクールバスのドアは開けたままなんですね・・・

と、植林と交流会は無事終了、我々も2時間かけてクチンのホテルに戻りました。

で、熱いシャワーを浴びて、夕食まで少し時間があったのでサラワク川沿いを散策。
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サラワク川左岸の遊歩道であります。

なかなか面白い・・・
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自転車のモニュメントがあったりして・・・不法駐輪の防止用かな…
(追記です。よく見ると後ろのパネルにPARAOESAというキーワードがありますね・・・)

下流側の様子であります。
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機上からや地図で見ると凄い蛇行になってるサラワク川の河口付近です。

ま、せっかくなので対岸のイスラム寺院なんぞを・・・
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30倍ズーム付き「世界地図」で撮ったりして・・・


で、こちらが上流側の様子・・・
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ちなみにわたくしのカメラ付き世界地図、クチンの詳細市街図は表示されましたが・・・
地名や道路名ホテル名などは一切ありませんでした・・・ううっ


奥様用の民族楽器とか自分用マンゴーグミやサラワクペッパーを探してると夜になり、
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すでに何度か行ってる、ビルの屋上にあるシーフード・レストランへ・・・


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ええ、いつもどおりばくばくばくと・・・


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ええ、いつもどおり完食であります。もう食べられません、げふっ

またいったんホテルに戻って、今度は最年少のS田隊員と夜の街を散策・・・
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マレーシアの国鳥・サイチョウさんのネオンサインですね・・・

で、こちらが・・・
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昨夜も食べて、すっかりお気に入りになった屋台のハンバーガーショップ・・・

昨夜は左上のビーフバーガー2.2リンギを食べましたが、メニューは豊富です。
ビーフDAGING系、チキンAYAM系、ホットドッグ系がそれぞれ11種類ずつ、
お安いエッグTERUR系が5種類、ラムKAMBING系が7種類、さすがにポーク系は
ありませんが、高級そうなホームメイドとゆーのが7種類ありますね。

うーむ、おいしそうだなあ・・・じゅるじゅる
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でも、さすがに夕食をいっぱい食べたしなあ・・・げふっ
同室の隊員も、もう食べられません、とかいってたしなあ・・・げふっ

でもまあ、せっかくなので・・・
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高級なホームメイド(の中では一番お安い)4リンギのやつをひとつだけ・・・でへへへ
パテがさらに分厚く、粗挽きとゆーか牛肉の破片の食感があって旨かったです。
ちなみに、この夜のビールは中国のと韓国のと・・・あとはどこのだっけ・・・ひっく

と、二日目の夜も更けていくのでありました・・・げふっ

わははは、幸せじゃあ!!!

と、食べ過ぎ飲み過ぎで次回に続きます。


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サバル森林保護区での子どもたちとの植林と交流会を終えてクチンに戻り、
シーフードレストランでばくばく、さらにハンバーガーをばくばく食べたわたくし、

さすがに翌日の朝食は・・・
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まことにつつましいもの・・・ま、ばくばくおかわりしましたが・・・げふっ

で、サラワク州クチンの三日目、11月1日は朝からサラワク文化村の見学であります。

サラワクN.GKSツアーでは何度かスケジュールに入ってますが、わたくしははじめて、
今回の訪問を楽しみにしていたのであります。

サラワク文化村・・・
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地図で見るとクチンの北側に牛角のように突き出している半島の左側(西側)にあり、
ダマンの熱帯雨林の中でサラワク州各民族の家屋や民俗文化を紹介するエリアです。

ボルネオ島の先住民は大きく分けて海の民と山の民に分かれますが、民族や言語はさらに多様で、そこに古くからマレー系やインド系、中華系などの民族も定住してるので民俗文化はさらにさらに多様、広大な敷地に代表的な民家建築だけでも20種類ほどあって、それぞれで各様の民俗文化が展示や実演で紹介されてるので、僅か半日ですべてを廻ることなどはできませんでしたが、ま、さくさくっと画像で紹介させていただきます。

まずは伝統的なバンブーブリッジを渡ります。
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早朝からのスコールがずっと続いてて竹が滑りやすく、左足首が不安なわたくし、橋の下を歩こうとしたのですがそちらはさらにひどい状態、よろよろとついていきました。
ばきばき、みしみしとゆー音がしてましたが・・・


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どの民族の家屋か思い出せませんが・・・とっ、ともかく高床式家屋です。


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その下にあった石彫りの・・・何でしょうね・・・


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こちらはさらに高床になってますね・・・


さっそく中に入ってみると・・・
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伝統衣装のおねいさんが生演奏にあわせて民俗舞踊を披露してくれます。


ま、せっかくなので・・・
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集合写真に入ってもらったり・・・


さらにせっかくなので・・・
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ツーショットで撮ってもらったりして・・・


こちらはイバン族の伝統的なロングハウス・・・だったはず・・・
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で、こちらの方が、このロングハウスの長老さま・・・
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この長老さま、汗と雨でずぶ濡れですが・・・


彼の頭上には・・・
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昔の戦いで取った首がスモークされて・・・
昔のイバン族には首狩りの習慣があり、強かった相手を敬い、その霊力を授かるため首をミイラ化して身近に置いてたんですね・・・うーむ、わたくしも見習わねば・・・

こちらは伝統的な武具と楽器・・・
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刀は鉄器が入ってきてからのものですね・・・レプリカではなく実物のようです。

で、別のおうちでも・・・
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やはり伝統的な踊りと生演奏を披露してくれます・・・

ま、せっかくなので・・・
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彼女にお願いしてるのは隊員の「文化村パスホート」へのスタンプ・・・
ご朱印帳のように廻った民家で、そのページにスタンプを押してくれるんですね。

この民家の出口では・・・

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クチン(ぬこさん)が門番をしてました・・・

こちらのおうちでは、伝統的な狩猟道具のブローパイプ(吹き矢)体験ができます・・・
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以前サバ州コタキナバルの水上レストランの舞台で、一発で2個の風船を同時に割り、
出演者や観客から喝采を浴びたわたくし、サラワク州でもさっそく挑戦・・・
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初弾から見事にターゲットの空き缶に命中、もっと強く吹いて缶を打ち抜いてやろうと、
次から力を入れ過ぎたためか、2発目と3発目は外してしまいました。

で、隣で見ていたわたくしと同室のT田隊員もチャレンジ・・・
彼は空飛ぶ車椅子活動や鉛筆プレゼント活動をされてるだけでなく、中国・内蒙古では馬で沙漠を駆け回ったり、朗々と吟詠されてた漢でもあります。
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初体験で1発目2発目は外しましたが、3発目は見事に命中、互角の勝負でした。

こちらはまた別の民族のおうち・・・同じ高床式でも、まったく様式は異なりますね。
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おねいさんの民族衣装もそれぞれ異なります。


また別の民家・・・
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かなりの高度があります・・・背景は手つかずの熱帯雨林・・・

中に展示してあった刀剣類・・・
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柄(つか)に角のようなグリップ(鍔?)が付いてるのが特徴的ですね。

さらに別の巨大な民家・・・
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こちらではバンブーダンスの体験・・・
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さらに伝統的な独楽まわし・・・
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日本の独楽とはずいぶん廻し方が異なりますが、T富隊長は見事に成功!!!

こちらのおうちでは・・・
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ボードゲーム・コレクターでもあるT富隊長が自宅に実物を持っておられる「チョンガ」
世界中で似たようなゲームがあるそうです。

こちらはまた別の建物で、結婚式とか神聖な儀式に使われる間だそうです。
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で、こちらが・・・
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新郎と新婦であらせられます・・・でへへへ
って、この新郎さん、ほんとに汗と雨でずぶ濡れになってますね・・・

こちらの別の民族のおうちでは伝統的なお菓子作りをやってました・・・
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そう、ここでも出口の門番は・・・
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クチン(ぬこさん)でした・・・

パドルと臼と杵・・・
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パドルは海の民のでしょうか、ブレードが細いですね・・・

パドルと銛?・・・
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パドルが黒光りしてますが臼と同じく水に強い鉄木だとすると漕ぐのが重そうですね。

これら以外にも何軒か廻って画像も撮ったのですが、ま、キリがないので・・・

開演時間にあわせて高床式の大きなシアターで民俗舞踊などのショーを鑑賞しました。
こちらでも画像をいっぱい撮ったのですが、ま、おねいさん画像を中心に・・・
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ここでもブローパイプ(吹き矢)の実演があり、観客を舞台に上げて体験させてました。

今回わたくしは舞台に上がらず、おねいさん画像なんぞを・・・でへへへ
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とまあ、最後は各民族と舞台に上がった観客が一緒に踊って大団円・・・
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45分間のショーでしたが、それなりに楽しめました。

で、ようやく雨の上がったシアター前で記念撮影。
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背景には手つかずの熱帯雨林が拡がっています。
以前行ったサバ州のダナム・バレーもまさにこんな感じでした。

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せっかくなので、さらにズームアップ
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で、クチン市街に戻る道すがら、ちょうど半島の付け根あたりでしょうか・・・
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河口の汽水域なのか入り江の一部なのか、一面のマングローブ林?が拡がってました。

ダマン沿岸部にはリゾートもあって規制も厳しいのか、手つかずの自然もあるようで、
リゾートをベースにジャングルトレッキングやボートクルーズもしてみたい・・・
と、後ろ髪を引かれる思いでしたがすでに昼時、まずは昼食に向かいます。

(以下次号に続きます)

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21次隊・ボルネオツアー報告の4回目です。
11月1日の朝からサラワク文化村を訪ねクチン市街に戻った御一行、さっそく次の目的地へ・・・向かう前に、まずは昼食であります。
現地旅行社N島さんイチオシ、今クチンでブレーク中の「コロ・ミー」をいただきます。
彼が空港で出会ったインドネシアに帰国するクチンで働いてる女の子が大量の荷物を抱えてたので手伝ってあげると、これが全てコロ・ミー、訊けばインドネシアの友達にもぜひ食べさせてあげたいから、とのことだったそうで、
「おそらく帰国するまでに駄目になってたでしょうが、今のところクチンにしかありませんからね。
元祖のお店は最近ご主人が亡くなって、代替わりしてから味が変わりましたが・・・」
と、ジャンクフード事情にもお詳しいようです。

KOLO-MEE、直訳すれば「油麺」で、チャーシュー油とねぎ油をベースにした秘伝のタレを小麦細麺にかけたファーストフードだそうで、いかにもわたくし好み・・・
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クチンの巨大スーパーに併設されたフードコートの一角へ・・・

別のコーナーで(自分だけ)ビールを買ってチキンとビーフのチャーシューでやってると、
一人ずつお待ちかねのコロ・ミーが運ばれてきます。じゅるじゅる
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じゃーん
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って、なぜかピントが合ってませんが・・・コロ・ミーであります…

トッピングはチキン・ビーフのチャーシューと挽肉だけですが、ねぎ油とかのタレが絶妙で、付属のスープや辛い薬味をかけて、汁麺にしてもおいしいそうです。

ちなみにこちらは・・・
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最近コロ・ミーを食べると、どーゆーわけか、お腹が緩くなるとゆーN島さんが頼んだ、
焼き鳥・チャーシュー焼き飯。こっちも食べたかったなあ・・・
コロ・ミーとその汁麺とこの焼き飯と、同時に三品はいけそう・・・
ちなみにタイガービールはここでは4.5リンギでした。げふっ

と、昼食後は昨日のスリアンからサバルへの道を途中まで進み・・・
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クチン近郊にある巨大なマレーシア空軍基地を通り過ぎて・・・


脇道に入るとほどなく・・・
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セメンガのワイルドライフセンター(野生保護区)に到着。
って、じつはこの画像、帰りがけに撮ったものですが・・・


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右クロコダイルとか書かれてますが、我々は左のオランウータンくんの餌場へ・・・


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木道をすすんでいくと・・・


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巨大なドリアンの木・・・実はまだ小さく1~2か月後が食べ頃だそうです。
って、ウータンくんたちのごちそうを奪ってはいけません・・・


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共生でしょうか、何とも怪しい雰囲気・・・すべてが緑と茶の明暗だけの世界・・・


さらにすすむと、いました、いました・・・
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前回ここを訪れたのは2010年の1月、ちょうど野生のドリアンなどが真っ盛りの時期だったので、食餌時間にずっと待ってても見ることはできなかったんですが、今はまだ野生のおいしい果実が少ない時期なんでしょうね・・・おいしい餌を置くと、保護されたウータンくんたちが野生に戻らなくなるので一日に2回、あまりおいしくない餌を与えるようで、たしかにぼそぼそ食べてました。

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家族でしょう、こんな大きなお父さんを保護区とはいえ野生で見るのははじめて。


せっかく30倍ズーム付き世界地図を持ってたので、さらにズームアップ・・・
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食べながらも、お母さんと子どもの動きをずっと見守ってました・・・


その視線の先にいるお母さんと子ども・・・
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もう食べ終わったのか、餌場から少し離れてました・・・
二人とも手に何か持ってますね・・・


で、木道後方の樹上・・・
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右手前の木から左へ3本目、奥にある細い木の樹冠あたりの茶色い塊・・・


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別の若い個体がいました・・・さすが30倍ズーム・・・

あの餌場からここまで移動してきたようで、やはり三枚前の画像のような高木が続いていないとウータンくんたちは移動できないんですね・・・

何度か書いてますがマレー語でオランは人、ウータンは森、まさに森の人で、高木中木低木がバランスよく存在する豊かな森がないと絶滅してしまいます。

大規模なアブラヤシ農園や畑などの開発でボルネオの熱帯雨林は急激に減少しています。
ウータンくんやゾウさん(ボルネオ・ピグミー・エレファント)、マレーグマくんだけでなくボルネオの熱帯雨林には地球上の生物種の7割以上が暮らしているともいわれ、この生物の多様性やここから供給される酸素は人類にも様々な恩恵をもたらしています。

いっぽうでアブラヤシをはじめとするボルネオ産の農産物やその加工品は、我々はもちろん地元が豊かになるためにも必要不可欠なもので、アグロフォレストリー(混農林業)などによる、今後も共存できる持続可能な方策が求められている所以です。

N島さんによるとサラワク州でも様々な政策変更をして試行錯誤が続いているそうですが、やはり需要と供給、効率性などの課題もあるようで、今後も注視してお手伝いしていく必要があるでしょう。


そう・・・
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この汗まみれの希少動物を保護するためにも・・・


って、水をクルマに置いてきたので、ボルネオでは珍しい自販機で・・・
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マンゴージュース・・・と間違って豆乳ジュースを・・・
ちゃんとSOYA(豆)って書いてあったのに・・・ま、こちらもおいしかったけど・・・
ちなみに帽子にずっと付けてたのは日本沙漠緑化実践協会のバッジです。

さらにちなみにNHK「世界ふれあい街歩き・クアラルンプール編」を見てたら地元の高校生が、みんなこの豆乳ジュースを飲んでましたから、国中のトレンドなのかも知れませんね・・・

セメンガからの帰り道、市街に近づいてくると木はまばらになってきます・・・が・・・
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ドリアンの木は伐らずにおいてあるそうで、現地でもドリアンは大人気で商品価値も高く、N島さんによると30本のドリアンがあれば年一回の収穫だけでクチンのサラリーマンの年収ぐらいにはなるとか・・・

で、この日もホテルに戻ってシャワーを浴びてから夕食まではやや時間があったのですが、翌日にはサバ州に移動するので自室でパッキングなどをして過ごし・・・

クルマでビルの地下街にある寿司店へ・・・
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ではなく・・・
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その奥にある高級中華料理店へ・・・そう、サラワク最後の夜なのでどどんと・・・


前菜に続いて、おこげスープから始まり・・・
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次々と料理が出てきました。


メインの北京ダック・・・
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ここでは北京ダックの中味(家鴨肉)もレタス包みでいただけました。


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(マングローブ林を開発した養殖池で育った?)エビ料理とかも・・・
後の記事で紹介する予定ですが、海岸や汽水域川岸などのマングローブ林も、エビの養殖池化や埋め立て開発などで減少しており、その洪水・土砂流出防止機能や水質浄化機能がなくなって、あちこちで被害も出てるようで、沿岸部でもさらなる植林の必要性が高まっているようです。
ちなみに養殖エビの一番の輸出先は日本だそうで、やはり持続可能な方策が必要ですね・・・

と、この後もいろんな料理が出てきて・・・
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ともかく完食であります・・・げふっ

で、ホテルに戻り、さすがにこの夜はパッキングの続きをしながらT田隊員とダベり続け、シーバスリーガルとおつまみで済ませて就寝したようです。あまりよく覚えてませんが・・・

(と、次号に続きます。)

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21次隊・ボルネオツアー報告も5回目、クチン滞在も四日目になりました。
初日はクチンまでの移動、二日目は子どもたちとの植林と交流会など、三日目にはサラワク文化村とセメンガにあるワイルドライフセンターを訪れましたが、本日四日日は朝からサラワク州森林局を表敬訪問し、その後はサバ州コタキナバルへ飛ぶ予定です。

この日はクチンに来てはじめて・・・
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起床時から快晴でした。


で、すっかりおなじみとなった朝食画像・・・は、もう飽きたでしょうから・・・
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完食後のコーヒーとジュースのみ・・・ま、こちらもおかわりしましたが・・・げふっ


クチン旧市街を抜け、新しい官庁街に入ると・・・
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新しいサラワク州森林局の庁舎ビルがあります。
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なんでも木の切り株をデザインした建物だそうです・・・


で、恒例により・・・
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玄関前での記念撮影を済ませ・・・


サラワク州森林局の植林部長を表敬訪問しました。
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現在の植林部長は中国系マレー人のきさくな方でした。


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サラワク州の最新の植林施策などについてお話を伺います。

サラワク州では現在、アブラヤシ農園などの大規模開発は規制しており、農民による小規模な畑や農園の開発のみ認めているとのことでした。またN島さんによると二次林への積極的な植林や木材利用による林業支援、サバルのようなアグロフォレストリーの試みも行政主体で行われているようです。

お忙しい中、時間を割いていただき、セレモニーと懇談の後は恒例の記念撮影・・・
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ふたたび来た道をクチン旧市街へ戻って・・・


そのままクチン国際空港へ・・・
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やっと晴れわたったサラワク州クチンともお別れ、サバ州コタキナバルに向かいます。

同じマレーシアでもマレー半島からボルネオ島へ、同じボルネオでもサラワク州からサバ州へ、それぞれ移動する場合には出入国審査と同じような出入州審査手続きがあるため、あまり時間はなかったのですが、機内では軽食程度しか出ないと聞いてたので・・・
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いそいそとサラワク最後のハンバーガー(今回はチキン)を掻き込んだりして・・・
ちなみにこのバーガーセットで12リンギほど、やはり空港内はお高いですね・・・

と、コタキナバル行きの国内線に搭乗します。
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はじめて晴れわたったクチンの街・・・
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もの凄い蛇行を繰り返すサラワク川の河口にある大きな街でした。


ムル山の沖合からブルネイの沖合を越えて北上する機内では・・・
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恒例によりバティック姿の客室乗務員おねいさん画像を撮ったり・・・


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恒例のチキンorシーフード軽食画像を撮ったりしてると・・・


「現地の天候はハード・ストーム」と機長から放送があってサバ州コタキナバルへ・・・
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って、クチンでは晴れわたってたのに・・・うぐぐぐ


悪天候で揺れる機内からは、一瞬コタキナバル市街が見えました・・・
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ボルネオ北部西岸、キナバル山麓の街で今やボルネオ最大の都市・・・なんですが・・・


着陸しても、まだハードストームが続いてました・・・
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市街中心部に向かう車中もずっとハードストーム・・・


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ホテルに着いても、まだハードストームでした。あははは

で、ホテルの自室に荷物を置いてサバ州でお世話になる旅行社のN村社長と相談、

当初予定を変更し、まずは開館50周年記念展開催中のサバ博物館へ・・・
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ええ、博物館はなにせ室内ですからハードストームは関係ないのでありますね・・・

はじめて訪れた際はウランバートルの自然史博物館そっくりの古めかしい博物館でしたが数年前に新築したようで、展示物も展示方法も充実してました。残念ながら内部は一切撮影禁止でしたが、自然史関係と民俗関係の資料は豊富でした。

で、撮影可能な屋外に展示されてた・・・
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クラッシックカーや・・・


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向かいにある植物園のショットぐらいでお茶を濁し、沿岸部を郊外へ移動・・・


以前植林に行ったキナル方面に向かいます。
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ボルネオ唯一の鉄道線である北ボルネオ鉄道で単線狭軌。
長年休止してましたが何年か前から運転を再開してるようです。

途中駅の駅舎
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この付近で、なんと・・・
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めったに見られない走行中の画像を収めることができました。
列車は一両編成、ええ、まだハードストームの中でしたが・・・

けっこう走るとようやく入り江の向こうにマングローブ林が見えてきました。
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サバ州政府による沿岸部の植林地に到着であります。
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2007年7月5日の日付がありますね。

N村社長によると、スマトラ沖などの大津波の被害はボルネオでは少なかったようですが、やはり沿岸部のマングローブ林などの重要性が再認識され、あちこちで植林しているとか・・・

ようやく小止みになってきた雨の中を歩いて行くと・・・
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陸上には政治家たちの記念植樹があり・・・


護岸付近の水辺にはマングローブの植林・・・まだ幼樹が多いですね・・・
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こちらは幼樹とゆーよりまだ赤ちゃん、落ちた実が水底に刺さって育つんですね・・・
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樹林帯を抜けると海岸線に出ました。
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遠浅の海では・・・
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雨の中、投げ網漁でしょうか・・・


こちらは流木ではなくハードストームとかで倒れた木なんでしょうね・・・
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裏を見ると、いかに根が浅いかがよくわかります


外洋と反対側の入り江には・・・
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水上集落が見えました・・・


岸辺まで行って見てみると、かなり大きな集落でした・・・
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アウトリガー付きの伝統的なカヌーが係留してありました。
先ほど外洋側で投げ網漁をしていた漁師さんのでしょうか・・・

集落の屋根部分を30倍ズーム付き世界地図で拡大してみると・・・
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コーランを流すスピーカー付きのイスラムのモスクまであるんですね・・・
青いタンクは貯水用でしょうか・・・あちこちで見かけました。

この後、一行は水上生活されているご家族を訪問することになります。

(次号に続きます。)

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